知識創造企業

ジャンル
戦略, リーダーシップ・マネジメント
著者
ページ数
420ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
2,160円
出版日
1996年03月21日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら

要約者レビュー

本書は、日本の経営学者から世界に向けて発信され、経営理論の新天地を切りひらいた金字塔的な一冊である。著者たちは長年にわたってグローバルに企業経営を観察してきた結果、日本的経営に普遍的な原理があることを発見した。それは、「組織的知識創造」と呼ばれるものであり、西洋における「知識」のとらえかたからはまず出てこない仕組みであるという。
その具体的な説明については本文に譲るが、なにかと叩かれがちな日本企業のシステムについて、ここまでポジティブに扱った本もめずらしい。実際、長引く不況の影響で、日本的経営への風当たりが厳しいのは事実であり、終身雇用に見られる時代遅れのシステムから、アメリカの先進的な企業文化に切り替えるべきだという議論も盛んに行われているからだ。
そうしたなかでも著者たちは、システムや組織は常に自己革新しつづけなければならないと前置きしつつ、日本企業のありかたにこれからの社会の希望を見出している。その洞察の鋭さや緻密さについては、当時の『エコノミスト』誌が「知識が唯一意味のある資源だというピーター・ドラッカーを超える知識創造の理論が日本から出てきた」と述べているように、本書が出版されてから20年以上が経過した今でもまったく色褪せていない。
本書を読みおえるころには、日本がもつ企業文化の強みを再発見し、これからの企業のありかたについて、1つの確固たる解答を見出すことができるようになるだろう。 (石渡 翔)

著者情報

野中 郁次郎(のなか いくじろう)
1935年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造勤務の後、カルフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D.取得。南山大学経営学部教授、防衛大学校教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授などを経て、現在、一橋大学名誉教授。早稲田大学特命教授、カルフォルニア大学バークレー校ゼロックス知識学ファカルティ・フェロー、クレアモント大学大学院ドラッカー・スクール名誉スカラーを併任。

竹内 弘高(たけうち ひろたか)
1946年東京都生まれ。国際基督教大学卒業。広告代理店勤務の後、カルフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてMBA、Ph.D.取得。ハーバード大学経営大学院助教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授などを経て、現在、ハーバード大学経営大学院教授。

評点(5点満点)

総合 (4.3)
革新性 (4.0)
明瞭性 (4.5)
応用性 (4.5)

本書の要点

  • 日本企業は「暗黙知」の重要性を理解し、それを「形式知」に変換することを得意としている。
  • 知識を創造するうえで、メタファーや知識の...

続きを読むには会員登録が必要です

新規登録 ログイン

ジャンル
戦略, リーダーシップ・マネジメント
著者
ページ数
420ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
2,160円
出版日
1996年03月21日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら
東洋経済新報社 http://store.toyokeizai.net/books/9784492520819/
知識創造企業 4.3 石渡 翔 2016-12-07
知識創造企業 2160

週間ランキング

3
著者:アネット・シモンズ著  池村 千秋 訳
4
著者:佐藤 ねじ
5
著者:アリストテレス 著 戸塚 七郎 訳
6
著者:Dr. Alan Watkins
7
著者:ムーギー・キム
8
著者:エドワード・ヒュームズ 著 染田屋 茂 訳
9
著者:池田 純

おすすめのlibrary f