テクニウム

テクノロジーはどこへ向かうのか?

ジャンル
コンセプト・トレンド, サイエンス・テクノロジー
著者
ページ数
456ページ
出版社
みすず書房 出版社ページ
定価
4,860円
出版日
2014年06月16日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら

要約者レビュー

テクノロジーはただの手段であり、人間がつくったものにすぎない――少なくとも一般的にはそう考えられている。ほとんどのテクノロジーはなくても生きていけるし、望めばいつだって放棄できると感じている人も少なくはないはずだ。その一方で、ここ200年ほど、テクノロジーは信じられないような速度で進歩してきており、その弊害についても、絶え間なく議論が行われている。
そうしたなか、本書は人類誕生以前の宇宙の起源にまで一気にさかのぼり、今までにないほど大きな次元のなかで、テクノロジーというものを見事にとらえなおしている。テクノロジーを中心に宇宙を論じることは一見奇異に思えるが、本書の企みは、わたしたちの主観的な世界観をひっくり返すことで、人間のもつ可能性や限界をより鮮明に描くことだ。従来の近視眼的なテクノロジー論をはるかに超えた大きなビジョンを提示したという意味で、21世紀の今、読むべき本であることに疑いはないだろう。
また、著者のケヴィン・ケリーにも注目したい。彼は古い世代から最先端のテクノロジーまでをカバーしている貴重な存在であり、同時に東西をバランスよく見ることのできる稀有な人物でもある。かつてテクノロジーを拒否しつづけ、その後は広くテクノロジーに携わってきた、いわば新しい運動の「知恵袋」である著者の目に映った景色。ぜひ知的好奇心を豊かにもって楽しんでいただきたい一冊だ。 (石渡 翔)

著者情報

ケヴィン・ケリー (Kevin Kelly)
著述家、編集者。1984-90年、雑誌 Whole Earth Review の発行・編集を行う。1993年には雑誌Wiredを共同で設立。以後、1999年まで編集長を務める。現在は、毎月50万人のユニークビジターを持つウェブサイトCool Toolsを運営している。ハッカーズ・カンファレンスの共同設立者であり、先駆的なオンラインサービスWELLの設立にも携わる。著書『ニューエコノミー勝者の条件』(1999、ダイヤモンド社)『「複雑系」を超えて』(1999、アスキー)他。ホームページ http://kk.org/

評点(5点満点)

総合 (3.7)
革新性 (4.5)
明瞭性 (3.5)
応用性 (3.0)

本書の要点

  • テクニウムとは、自己強化・生成するシステムをもった、あらゆるテクノロジーの総称である。
  • 生物とテクニウムの最も大きな違いは、絶滅...

続きを読むには会員登録が必要です

新規登録 ログイン

ジャンル
コンセプト・トレンド, サイエンス・テクノロジー
著者
ページ数
456ページ
出版社
みすず書房 出版社ページ
定価
4,860円
出版日
2014年06月16日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら
みすず書房 http://www.msz.co.jp/book/detail/07753.html
テクニウム 3.7 石渡 翔 2016-12-21
テクニウム 4860

週間ランキング

1
著者:中野 ジェームズ 修一
2
著者:松村 真宏 著
3
著者:ジェームズ・アレン著、坂本 貢一 訳
6
著者:アレック ロス 著 依田 光江 翻訳
8
著者:ユヴァル・ノア・ハラリ 著 柴田 裕之 訳
9
著者:佐藤オオキ
10
著者:ユヴァル・ノア・ハラリ 著 柴田 裕之 訳