お金をドブに捨てないシステム開発の教科書

なぜ、要件定義がうまくいっても使えないシステムができてしまうのか?

ジャンル
IT
著者
ページ数
192ページ
出版社
技術評論社
定価
2,030円
出版日
2016年01月25日
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要約者レビュー

60億円――これは、上場会社の2年間の有価証券報告書などを検索した著者が、「システム開発中止」による損失額として算定した額である。驚くべき数字だが、「鳴り物入りで始まった新システムの開発が途中で頓挫した」「気がつけば、当初の目的とはまるで違う、使い物にならないシステムができあがっていた」といった経験をした読者も多いのではないか。システム開発の中止や失敗によって、多くのお金がドブに捨てられているというのは、残念ながら実感値としてもその通りといえよう。
本書は、この状況に危機感を抱いた著者が、「どうしたらシステム開発がうまくいくのか?」を考え抜いて書き下ろしたものである。「システム開発の教科書」と銘打たれてはいるが、難解なシステムの専門書ではなく、むしろ門外漢の人間でもシステム開発にどのような姿勢で臨めばよいかがわかる内容となっている。
著者は、システム開発の肝は「業務改革」と「システム構想」の2つであるというシンプルな結論に行き着いた。そしてこの2つを成功させるには、システムの視点だけでは不十分で、経営・会計・業務・システムの4つの視点が不可欠だという。
本書を読めば、役に立つシステムを作るためには、経営者の当事者意識や、現場の積極的な関与がキーとなることが理解できるだろう。会社の新システム導入や業務改革プロジェクトが始まる前に、ぜひ熟読していただきたい。 (北山 葵)

著者情報

中川 充(なかがわ みつる)
システムコンサルタント・公認会計士。公認会計士中川充事務所代表。1969年生まれ。北海道出身。小樽商科大学商学部卒。システム・業務・会計を統合し、企業経営のしくみを改革することを得意とする。上場会社、中堅企業、ベンチャーへのシステム開発や業務改革のコンサルティング実績は全国50社以上。そのほか、システム選定委員やパッケージ製品の開発助言なども行う。

評点(5点満点)

総合 (3.8)
革新性 (3.5)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • システム開発が失敗に終わるのは、システム構想が不十分だからである。「経営」「会計」「業務」「システム」の4つの視点で考えれば、「稼げるシステム」を作り出せる。
  • システム構想においては、経営者が明確な目...

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ページ数
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技術評論社
定価
2,030円
出版日
2016年01月25日
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