研究者としてうまくやっていくには

組織の力を研究に活かす

ジャンル
キャリア・スキル・自己啓発, サイエンス・テクノロジー
著者
ページ数
254ページ
出版社
定価
972円
出版日
2015年12月20日
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要約者レビュー

「研究者」というと、どのようなイメージを持つだろうか。理屈っぽい奇人変人を想像する人もいるだろうし、研究室に引きこもっていて世間の事情にうとい人物を思いうかべる人もいるかもしれない。
しかし著者によれば、こうしたイメージは、実際の研究者にはあてはまらない。研究者として第一線で活躍している人たちのほとんどは、いたって「普通」の人々というのが著者の見解だ。研究者以外の人とうまくコミュニケーションがとれなかったり、自分の専門分野のことだけしか語れなかったりというのでは、社会人として失格であり、それは同時に研究者として失格ということも意味するのだという。どんな種類の研究を行なっていたとしても、指導者や先輩、同僚や共同研究者、後輩や学生、ときには競争相手ともうまくつきあっていかなければならない。研究者も、他の職業と同様に社会性がなければやっていけない職業なのだ。
本書では、研究者になり、うまくやっていくために必要な「研究以外」のノウハウやスキルがまとめられている。「研究」と「勉強」の違いという基礎的なところから、研究者という職業の魅力、学会で発表するときに印象を良くする方法、「通る」研究費申請書の書き方まで、具体的に紹介されているのが嬉しいところ。
仕事としての「科学」と誠実に向きあいたい人、そしてなによりも研究することの楽しさに触れてみたい人に、ぜひお薦めしたい一冊だ。 (池田 明季哉)

著者情報

長谷川 修司(はせがわ しゅうじ)
1960年栃木県に生まれる。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了。理学博士。日立製作所基礎研究所研究員、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻助手、同助教授、同准教授を経て、現在、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。専門は表面物理学、とくに固体表面およびナノスケール構造の物性。著書に『見えないものを見る ナノワールドと量子力学』(東京大学出版会)、『振動・波動』(講談社)などがある。

評点(5点満点)

総合 (3.8)
革新性 (3.0)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.5)

本書の要点

  • 「研究」と「勉強」は違う。勉強は答えのわかっている課題を学ぶことだが、研究とは、答えのわかっていない課題を考えることである。
  • 研究とは、その研究者の個性や価値観が反映...

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キャリア・スキル・自己啓発, サイエンス・テクノロジー
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254ページ
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972円
出版日
2015年12月20日
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講談社 http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062579513
研究者としてうまくやっていくには 3.8 池田 明季哉 2017-01-18
研究者としてうまくやっていくには 972

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