人を動かすマーケティングの新戦略

「行動デザイン」の教科書

ジャンル
コンセプト・トレンド, 戦略, マーケティング
著者
ページ数
288ページ
出版社
すばる舎
定価
2,700円
出版日
2016年08月19日
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要約者レビュー

右肩下がりの国内市場では、「他社より良い商品を作る」「広告を増やす」といった既存の戦略では商品が売れなくなっている。世の中に商品が溢れており、例え良い商品でも他社商品との差別化が難しく、買ってもらえないことが増えているからだ。
著者は、商品という「モノ」から発想するのではなく、人の「行動」から発想する「行動発想」が重要だと主張する。「行動デザイン」は、行動発想を基盤に、買う、使うなどの行動を誘発する仕掛けをつくるものだが、これは右肩下がりの市場の突破口となりうる戦略だ。
本書は、まず「行動デザイン」の基盤となる「行動発想」の考え方や用語を詳細に解説。「意識が高くても、実際の行動にはつながらない」「人の行動は、コスト意識やリスク感で左右される」など、人の行動の特性に関わる話題は、マーケティング等に関わっていない人にとっても興味深いものだろう。
「行動デザイン」のつくり方は、「行動のゴールを設定する」「ターゲット顧客を設定する」「行動観察から行動チャンスを発見する」「行動をつくり出す仕掛けを設計する」「全体のシナリオを構築し、実行する」「成果を評価し、PDCAを回す」という6つのステップで解説されており、簡潔で分かりやすい。タイトルどおり「教科書」と呼ぶのにふさわしく、特に商品・サービスの企画や戦略に携わるビジネスパーソンの手元にあると役立つに違いない。 (河原 レイカ)

著者情報

博報堂行動デザイン研究所
行動デザイン研究所は(株)博報堂が「人を動かすマーケティング」を研究・実践する新組織として2013年に設立。国内外の膨大な事例から抽出した「人を動かす」知見を活用し、生活者のリアルな行動を促す「行動デザイン発想」のプランニングを支援している。「事業収益を生み出す顧客行動」をゴールとして明確化することで、クライアントのビジネス成果に直結したプランニングを提供することがミッション。

國田圭作(くにた けいさく)
博報堂行動デザイン研究所所長。1959年生まれ、1982年東京大学文学部卒業後、㈱博報堂に入社。以来、一貫してプロモーションの実務と研究に従事。2013年より現職。
大手ビールメーカー、大手自動車メーカーをはじめ、食品、飲料、化粧品、家電などのブランドマーケティング、商品開発、流通開発などのプロジェクトを手掛ける。
2006年に行われた第53回カンヌ国際広告祭の部門賞(プロモライオン)で審査員を務める。共著に『幸せの新しいものさし』(PHP研究所)がある。

評点(5点満点)

総合 (4.0)
革新性 (4.0)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • モノ(商品・サービス)から捉える「モノ発想」ではなく、行動から捉える「行動発想」を持つことが、右肩下がりの市場でビジネスを伸ばすために必要である。
  • 「思ったほど人は動かない」ことを前提に、...

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ジャンル
コンセプト・トレンド, 戦略, マーケティング
著者
ページ数
288ページ
出版社
すばる舎
定価
2,700円
出版日
2016年08月19日
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すばる舎
「行動デザイン」の教科書 4.0 河原 レイカ 2017-01-18
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