サピエンス全史(上)

文明の構造と人類の幸福

ジャンル
グローバル, 人文科学
著者
ページ数
272ページ
出版社
河出書房新社 出版社ページ
定価
2,052円
出版日
2016年09月30日
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要約者レビュー

私たちホモ・サピエンスがどのようにして食物連鎖の頂点に立ち、そして文明を築いたのかを歴史的に解明するというきわめて野心的な試み――それが本書である。
本書を手にとってまず驚かされるのが、その読みやすさ・わかりやすさであろう。人類発展の歴史という大きなテーマを扱っているにもかかわらず、本書の要点は「歴史の道筋は、3つの重要な革命が決めた」と書きあらわすことができる。だがそれは、本書の中身が薄いことをけっして意味しない。むしろ、歴史という大海に飛びこむための、たしかな「軸」となる視点を私たちに与えてくれている。
またこれは重要なことだが、ひとつの読み物として単純におもしろい。現生人類とよく似た動物がはじめて地上にあらわれたのは、およそ250万年前のことだった。そして10万年前の地球には、少なくとも6つの異なるヒトの種が存在していた。しかし、現代まで唯一生き延びた人類種はホモ・サピエンス、すなわち私たちだけだ。つい最近までサバンナの負け組だった私たちの種が、なぜ生態系に大惨事をおよぼすほどの影響力を持つようになったのか。本書に描かれているのは、スリルに満ちあふれた、とある「物語」でもある。
上巻にあたる本書では、歴史の道筋を変えた3つの革命のうち、主に2つが紹介されている。あなたも本書を船頭として、歴史という冒険の海を渡ってみてはいかがだろうか。 (石渡 翔)

著者情報

ユヴァル・ノア・ハラリ (Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている。軍事史や中世騎士文化についての3冊の著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。

評点(5点満点)

総合 (4.5)
革新性 (5.0)
明瞭性 (4.5)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 「虚構」、すなわち架空の事物について語る能力を身につけたことで、人間は大規模な協力体制を築き、急速に変化する環境に対応できるようになった。これが「認知革命」である。
  • これまで「農業革命」は人類にとって肯定的...

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ジャンル
グローバル, 人文科学
著者
ページ数
272ページ
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定価
2,052円
出版日
2016年09月30日
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河出書房新社 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309226712/
サピエンス全史(上) 4.5 石渡 翔 2017-02-03
サピエンス全史(上) 2052

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