仕掛学

人を動かすアイデアのつくり方

ジャンル
マーケティング
著者
ページ数
176ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
1,620円
出版日
2016年10月05日
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要約者レビュー

面倒臭いことが原因でしてしまう「ちょっとした行動」は、大勢の人が同じことをすることで大きな問題につながる。ゴミの不法投棄や、公衆トイレの汚れはその一例だろう。このような問題は、張り紙を貼って注意を促してもほとんど解決しない。しかし、思わずしたくなるような「仕掛け」をして行動を促すことで、簡単に解決することができる。この「仕掛け」を学問として研究しているのが、著者の松村真宏氏だ。かつて人工知能の研究をしていた著者は、日常に潜む問題を解決するための「仕掛け」を考えることに魅了された。現在、彼は大学で「シカケラボ」というゼミを作り、学生たちと仕掛けについて研究を行っている。
「仕掛け」を考えることは難しそうに見える。しかし、自分が思わず引き込まれてしまうものが仕掛けなので、引き込まれる理由を考えればそれほど難しくはないと著者は言う。仕掛けには構成要素があり、大きくは「物理的トリガ」と「心理的トリガ」に二分される。この二つが結びついたときに、良い仕掛けが生まれるという。構成要素はこの二つからまた細かく分類されており、著者は今まで収集してきた仕掛けを例に挙げて、分類に当てはめながら解説している。
仕掛けを施すことで問題が解決する。それに加えて、自分も楽しんで行動することができる。仕掛けは一石二鳥をもたらしてくれる、面白いアプローチ方法なのである。 (平賀 妙子)

著者情報

松村 真宏(まつむら なおひろ)
1975年大阪生まれ。大阪大学基礎工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。2004年より大阪大学大学院経済学研究科講師、2007年より同大学准教授、現在に至る。2004年イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校客員研究員、2012〜2013年スタンフォード大学客員研究員。趣味は娘たちと遊ぶこと(遊んでもらうこと)。

評点(5点満点)

総合 (3.5)
革新性 (3.5)
明瞭性 (3.5)
応用性 (3.5)

本書の要点

  • 多くの問題は自分の行動を変えることで問題の解決につながるが、実際に行動を変えるのは難しい。無理やり行動を変えさせるのではなく、つい行動を変えたくなるように仕向ける「仕掛け」が有効である。
  • 仕掛けには3つの定義がある。誰も不利益を...

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マーケティング
著者
ページ数
176ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
1,620円
出版日
2016年10月05日
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東洋経済新報社 https://store.toyokeizai.net/books/9784492233733/
仕掛学 3.5 平賀 妙子 2017-02-10
仕掛学 1620

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