気候変動クライシス

ジャンル
政治・経済, グローバル, サイエンス・テクノロジー
著者
ページ数
352ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
2,592円
出版日
2016年09月08日
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要約者レビュー

地球温暖化が騒がれるようになって、はや数十年が経過した。日本においても、二酸化炭素などの削減を定めた京都議定書が1997年に採択されたこともあり、この問題への認知度や関心は割合高いといっていいだろう。
だが、地球温暖化についての議論が今どこに向かっているのか、きちんと把握している人はそれほど多くないのではないか。それもそのはず、本書でも述べられているように、地球温暖化という問題を捉えるうえでは、不確実性の問題が常につきまとうからだ。気候変動の問題はあまりにも複雑で、なかなか実態を体感しづらいという事情もある。
それでも、この問題に無知であることは、地球という私たちの住処に無知であることと同義だ。気候変動について学ぶことは、単に教養を深めること以上の意味と意義を持っている。著者たちの言うように、事態は深刻で、手をこまねいているわけにはいかないのかもしれない。その時、自分たちに何ができるのかを考えたことがあるかないかで、その後のアクションは大きく変わってくるにちがいない。
たしかに気候変動に関する問題はわからないことだらけだ。だからこそ、現在までに何が判明しており、何が判明していないのかを、できるかぎり把握することが重要である。この分野の最新の知見をわかりやすいかたちで知りたい? それならばまず本書を手にとってみてほしい。 (石渡 翔)

著者情報

ゲルノット・ワグナー (Gernot Wagner)
ハーバード大学工学・応用科学リサーチ・アソシエイト、同大学環境科学・公共政策レクチャラー。ハーバード大学環境センターフェロー。1980年生まれ。2008年から2016年まで、米国の著名な非営利団体で、市場ベースの問題解決策を重視する環境防衛基金(EDF)のエコノミストを務める(2014年からは筆頭上級エコノミスト)。スタンフォード大学で経済学の修士号を、ハーバード大学でPEG (Political Economy and Government)の修士号と博士号を取得。

マーティン・ワイツマン (Martin L. Weitzman)
ハーバード大学経済学教授。1942年生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)、イェール大学を経て現職。環境分野ではノーベル経済学賞に最も近い候補の一人であり、強い影響力を持つ経済学者。米国芸術科学アカデミーフェロー、エコノメトリック・ソサエティフェロー(終身特別会員)。スタンフォード大学で統計学・オペレーションズリサーチの修士号を取得。

評点(5点満点)

総合 (4.0)
革新性 (4.0)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 気候変動は、(1)全世界的な現象であり、(2)長期間続き、(3)不可逆的であり、(4)不確実性がきわめて高いという点で、他のあらゆる公共政策問題とくらべても特異な存在である。
  • 気候変動の問題に対応するための唯一の正し...

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ジャンル
政治・経済, グローバル, サイエンス・テクノロジー
著者
ページ数
352ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
2,592円
出版日
2016年09月08日
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東洋経済新報社 https://store.toyokeizai.net/books/9784492223741/
気候変動クライシス 4.0 石渡 翔 2017-02-16
気候変動クライシス 2592

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