トヨタの伝え方

ジャンル
キャリア・スキル・自己啓発, 人事
著者
ページ数
204ページ
出版社
あさ出版
定価
1,512円
出版日
2016年08月02日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら

要約者レビュー

1937年の設立以来、時代とともに成長し、2016年時点では営業利益2兆円を超えるトヨタ自動車。そんなトヨタで生まれたコミュニケーション術「トヨタ式」の42のポイントを紹介したのが本書である。
トヨタ式には、「付加価値をつけて伝える(何かを伝えるときは、新たな価値を加えた上で渡す)」「相手の負担をなくすように伝える(伝える内容を紙1枚にまとめ、理解する労力を相手に押しつけない)」「伝えたあともフォローする(相手が行動を起こすまで徹底的につきあう)」の3本の軸がある。そして「伝える」とは、伝えたことを最終的に相手が正しく実行したときに完結する行為であると定義している。つまり一方的な行為ではないということだ。たとえば、部下に仕事を教えたにもかかわらず、相手が教えた通りに行動しないのであれば、それはトヨタ式では「伝えた」ことにはならない。著者は、相手の理解度を責めるのではなく、自身の伝え方はどうだったかを見直すよう提言している。また円滑に意思疎通を図るには、相手を尊重し、人間関係を深めることが重要だとも述べている。
ちなみに、アップル創業者のスティーブ・ジョブズ、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスも、このトヨタ式について学び、活用していたという。多くの企業が赤字にあえぐなか、好業績を維持してきたトヨタが育んできた「人を動かす伝え方」を身につけて、職場に新しい風を吹き込んでみてはいかがだろうか。 (名久井 梨香)

著者情報

桑原 晃弥(くわばら てるや)
1956年広島県生まれ。経済・経営ジャーナリスト。慶應義塾大学卒業。業界紙記者、採用コンサルタントなどの分野で実績を積んだ後、ジャーナリストとして独立。トヨタ式の普及で知られたカルマン株式会社の顧問となって、トヨタ式の実践現場や大野耐一直系のトヨタマンを幅広く取材。トヨタ式の書籍、テキストなどの制作を主導した。一方で、スティーブ・ジョブズなど成功した個人の研究もライフワークとし、ビジネススキルから人材育成まで鋭い発信を続けている。
著書に『トヨタ 最強の時間術』『スティーブ・ジョブズ名語録』(以上PHP研究所)、『ゼロを1つ取るトヨタ式発想革命』(電波社)、『ウォーレン・バフェット 巨富を生み出す7つの法則』(朝日新聞出版)、『フェイスブックをつくったザッカーバーグの仕事術』(幻冬舎)、『ジェフ・ペゾス アマゾンをつくった仕事術』(講談社)、『スティーブ・ジョブズだったら、こうするね!』(あさ出版)などがある。

評点(5点満点)

総合 (3.7)
革新性 (3.5)
明瞭性 (4.0)
応用性 (3.5)

本書の要点

  • 本書はトヨタで生まれたコミュニケーション術「トヨタ式」を紹介した一冊である。「伝える」とは、最終的に相手が正しく実行したときに完結する行為だと位置づけられている。
  • トヨタ式では、「付加価値をつけて伝える」...

続きを読むには会員登録が必要です

新規登録 ログイン

ジャンル
キャリア・スキル・自己啓発, 人事
著者
ページ数
204ページ
出版社
あさ出版
定価
1,512円
出版日
2016年08月02日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら
あさ出版
トヨタの伝え方 3.7 名久井 梨香 2017-02-23
トヨタの伝え方 1512

週間ランキング

1
著者:細谷 功
2
著者:岩嵜 博論
3
著者:メンタリスト DaiGo 著 リベラル社 編集
4
著者:コール・ヌッスバウマー・ナフリック 著 村井 瑞枝 訳
5
著者:Dr.ゼラーナ・モントミニー
6
著者:松崎 一葉
9
著者:ジョシュア・ベッカー 著 桜田 直美 翻訳
10
著者:神吉直人

おすすめのlibrary f