考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子

ジャンル
キャリア・スキル・自己啓発, サイエンス・テクノロジー
著者
ページ数
176ページ
出版社
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 出版社ページ
定価
1,382円
出版日
2015年04月23日
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要約者レビュー

人間はどうしてこんなに疲れてしまうようになったのか。著者は長年、極限生物の研究で僻地をとびまわり、望んでいないのに体を追いつめてしまう生活を送りながら、そのことを不思議に思ってきた。
私たちの祖先はもともと四足歩行だったのに、あるときから二足で立ち上がることになった。そのため、大きな脳を発達させることが可能になり、人間は高度な文明を築いた。しかし人間の進化の過程で、脳は「楽をする」ことを忘れてしまったのだという。現代人は、疲れているのに夜遅くまで眠らず、テレビをぼーっと見たり、スマートフォンをいじったりしている。これは、生物学的に見るとおかしなことだ。他の動物は睡眠・空腹などの欲求に忠実に従って生活しているのに、人間だけが体の欲求に背いてしまう脳のトラブルを抱えている。
本書で著者は、脳に振り回されずに、生物学的な視点から「生きやすさ」を実現する方法を説いている。たとえば、生物学的に見れば、仕事とは生きる糧を得るための手段である。食べるものを得て、必要なときに休息を取ることができ、楽な状態で働ければそれが一番よい。仕事にやりがいを過度に求めてしまうのは、脳のせいなのだ。どうしてもやりたいことがあるならば、無理してそれを仕事にする必要はなく、週末や老後に実現するという方法もある、と著者は語る。
上記は一例であるが、ストレスや悩みは、案外生物としての自分に注目してみれば解消されてしまうのかもしれない。興味深い視点を提供してくれる一冊である。 (山下 あすみ)

著者情報

長沼 毅
1961年、三重県四日市市生まれ。ただし4歳から神奈川県大和市で育つ。専門分野は、深海生物学、微生物生態学、系統地理学。キャッチフレーズは「科学界のインディ・ジョーンズ」。海洋科学技術センター(JAMSTEC、現・海洋研究開発機構)勤務を経たのち、広島大学大学院生物圏科学研究科准教授。筑波大学大学院生物化学研究科修了・理学博士。

本書の要点

  • 人間が、疲れているのに休まなかったり、自分自身を追い込んでしまったりするのは、脳が発達して「楽をする」ことを忘れてしまったからである。
  • 人間の性質や個性は遺伝子に決められている...

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キャリア・スキル・自己啓発, サイエンス・テクノロジー
著者
ページ数
176ページ
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定価
1,382円
出版日
2015年04月23日
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クロスメディア・パブリッシング(インプレス) http://www.cm-publishing.co.jp/9784844374053/
考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子 山下 あすみ 2015-08-06
考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子 1382

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