人口蒸発「5000万人国家」日本の衝撃

人口問題民間臨調 調査・報告書

ジャンル
政治・経済, コンセプト・トレンド
著者
ページ数
240ページ
出版社
定価
1,620円
出版日
2015年06月30日
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要約者レビュー

高齢化や出生率低下、そして人口減少。こうした課題が日本に何をもたらすのかを具体的にイメージするのは難しいかもしれない。本書は、すでに人口減少が始まっている地域の実態や、これから起こりうる変化、そしてそこへの対応方法などについて、データを引用しながら解説している。シミュレーションに基づいた想定シナリオもあるので、人口減少の現実をリアルに想像することができる。
本書の冒頭では、人口問題を語る上での著者たちのスタンスが明示されている。人口政策の目的は「人口水準の維持」であり、一人あたりの国民所得が維持できれば人口が減少しても構わないという考え方ではないこと。人口減少を緩和することと、人口減少に適応することを並行して進めていくべきであること。結婚・出産の課題については、政府が出生率目標を掲げ、「産む意思のある人が産める環境」をつくるべきであること。海外人材を受け入れるベネフィットがあるということ。東京一極集中現象を東京対地方の二律背反の文脈でとらえるべきではないということ。高齢者と若年層は、世代間対立を越えて協同していく存在であるべきだということなどである。
本書が扱っているテーマは、人口減少の実態の概観や、過去の人口政策の検証、シルバー民主主義、人口動態と財政の関係、地方ビジネスの可能性など、多岐にわたる。綿密な調査に基づいた分析を読む中で、より多角的な観点から人口問題を考えられるようになるだろう。 (竹内)

著者情報

一般財団法人 日本再建イニシアティブ
●日本再建イニシアティブは、福島原発事故の原因究明を最初のテーマとして、2011年9月に設立された独立系シンクタンクである。
●「真実、独立、世界」をモットーに活動しており、日本が抱える国家的課題に絞って研究、提言を行っている。報告書は英語で世界に発信し、グローバル市民とともに課題に取り組んでいくことを目指している。
理事長・船橋洋一

評点(5点満点)

総合 (3.8)
革新性 (4.0)
明瞭性 (4.0)
応用性 (3.5)

本書の要点

  • 地方だけでなく首都圏でも高齢化・人口減少は始まっており、将来的にインフラや商業施設などが今までどおり供給できない可能性が高まっている。財政改革と、技術革新などによる労働生産性の向上が急務である。
  • 人口政策は急務であり、財政の見直しによる...

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ジャンル
政治・経済, コンセプト・トレンド
著者
ページ数
240ページ
出版社
定価
1,620円
出版日
2015年06月30日
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新潮社 https://www.shinchosha.co.jp/book/333732/
人口蒸発「5000万人国家」日本の衝撃 3.8 竹内 2015-10-05
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