「時間消費」で勝つ!

ジャンル
政治・経済, コンセプト・トレンド, 戦略, マーケティング
著者
ページ数
240ページ
出版社
日本経済新聞出版社
定価
1,836円
出版日
2015年09月10日
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要約者レビュー

スマホの出現により、すきま時間の有効活用が可能となり、「時間価値」が一層高まっていることは、多くの方が無意識的に感じていることだろう。では、これからの「時間消費」はどのように変化していくのだろうか。企業が事業を営む上で、本質的かつ重要性の高いこのような問いに鮮やかに答えているのが本書である。
著者の1人、松岡氏の前作である『時間資本主義の到来』は、今後の時間消費に対して新たな視点を提供し、目から鱗の一冊だった。本書はその続編の位置付けであり、更なる論旨の深堀りや、豊富な事例からの示唆が提供される、決定版とも言える1冊である。
第1章の導入である動物と植物の違いという書き出しを読めば、本書の世界観に魅せられることだろう。「時間を節約したり効率的に使ったりすることで得られる満足」である「節約時間価値」、「時間そのものを有意義に創造的に過ごすことで得られる満足」である「創造時間価値」という2つの概念は、今後ますます重要になる考え方であり、そのような時間価値を提供できないサービスは淘汰の憂き目に遭うかもしれない。
本書のメッセージは、小売・流通業、製造業、ITサービスはもとより、あらゆる産業に影響が大きい時代の変化を捉えたものだ。読者の会社で提供するサービスが、消費者のどの時間価値を追求したものなのか、改めて考え直す機会になろう。会社経営を担う層だけでなく、新サービスの企画を行う方、顧客満足を追求するセクションの方など、本書が幅広い層に読まれ、革新的なサービスが生み出されていくことを願う。 (大賀 康史)

著者情報

松岡 真宏(まつおか・まさひろ)
フロンティア・マネジメント 代表取締役
東京大学経済学部卒業後、野村総合研究所やUBS証券などで、流通・小売り部門の証券アナリストとして活動。UBS証券で株式調査部長に就任後、金融再生プログラムの一環として設立された産業再生機構に入社し、カネボウやダイエーの再生計画策定を担当。両社では取締役に就任し計画実行に携わる。2007年に弁護士の大西正一郎氏と共同で、フロンティア・マネジメント株式会社を設立し、共同代表に就任。国内外で、経営コンサルティング、M&A助言、企業再生を軸とした経営支援を行う。著書に『時間資本主義の到来』(草思社)『小売業の最適戦略』(日本経済新聞出版社)『流通業の「常識」を疑え!』(同、共著)『百貨店が復活する日』(日経BP社)『問屋と商社が復活する日』(同)『逆説の日本企業論』(ダイヤモンド社)等がある。

松本 渉(まつもと・わたる)
フロンティア・マネジメント マネージング・ディレクター
東京大学文学部卒業後、総合商社、グローバルコンサルティングファームを経て、2013年よりフロンティア・マネジメントに入社。消費財メーカー、小売・サービス業に関する多数のコンサルティング実績を有する。公認会計士。

評点(5点満点)

総合 (4.3)
革新性 (4.5)
明瞭性 (4.5)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 「時間を節約したり効率的に使ったりすることで得られる満足」である「節約時間価値」、「時間そのものを有意義に創造的に過ごすことで得られる満足」である「創造時間価値」の2つの時間価値を意識したサービス設計が求められていく。
  • 消費者はモノの対価としてだけお金を支払っ...

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政治・経済, コンセプト・トレンド, 戦略, マーケティング
著者
ページ数
240ページ
出版社
日本経済新聞出版社
定価
1,836円
出版日
2015年09月10日
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「時間消費」で勝つ! 4.3 大賀 康史 2015-10-09
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