リーダーシップの哲学

12人の経営者に学ぶリーダーの育ち方

ジャンル
リーダーシップ・マネジメント
著者
ページ数
320ページ
出版社
東洋経済新報社
定価
1,944円
出版日
2015年06月11日
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要約者レビュー

過去を振り返るとき、人は未来を考えることになると著者は言う。過去にある数多のエピソードからどれを思い出すかは、現在の自分に拠っており、それはそのまま未来の自分へとつながるからだ。そして過去の経験を振り返ることによって自己の哲学や信念は再認識され、それを他者に語ることで、実践知は形式知化される。
 だから本書では、リーダー自身が自らの経験を「語る」ことに重きが置かれている。登場する12人は、いずれも日本を代表する名経営者と呼ばれる人々だ。魅力あるリーダーたちは、はたしてどのようにキャリアを積み、自らのスタイルを築いていったのか。語られる内容は様々だが、どのエピソードをとっても平坦なものはなく、それでいて悲劇には終わっていない。インタビューを中心に構成されているため非常に読みやすいが、注釈が丁寧になされ、学術書からの引用も多い、骨太な一冊だ。
 本書を読めば、12人の経営者たちがさまざまな局面で何を考え、どのように振る舞ったかのリーダーシップ・ジャーニーを追体験することができるだろう。しかし、リーダーシップはだれかの模倣ではいけない、とも著者は述べている。自分らしさを貫くことでしか人を率いることはできないからだ。本書を読了した後は、ぜひ「あなたの」「あなたらしい」リーダーシップを模索する旅に漕ぎ出してほしい。 (北山 葵)

著者情報

一條 和生(いちじょう・かずお)
一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授。
1958年東京都生まれ。82年一橋大学社会学部卒業、87年一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了、95年ミシガン大学経営大学院にてPh.D.(経営学)取得。一橋大学大学院社会学研究科教授などを経て現職。
知識創造理論に基づいて、リーダーシップ、企業変革に関する教育・研究活動を進める一方で、日本ならびに海外の一流企業のリーダーシップ育成プロジェクト、コンサルティングに深くかかわる。グローバルに行っているエグゼクティブ教育が評価され、同分野では世界トップのビジネススクールと評価されているIMD(国際経営開発研究所、スイス・ローザンヌ)の教授に日本人として初めて就任し、現在も特任教授としてエグゼクティブ教育に従事している。
主な著書に『バリュー経営』、『MBB:「思い」のマネジメント』、『シャドーワーク』(ともに東洋経済新報社)、Enabling Knowledge Creation(Oxford University Press)、『企業変革のプロフェッショナル』(ダイヤモンド社)などがある。

評点(5点満点)

総合 (3.8)
革新性 (3.0)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.5)

本書の要点

  • リーダーシップはだれにでも備わっているが、自らの経験を通して「リーダーシップの哲学」を学ばなければ、リーダーとしての旅は始まらない。
  • リーダーシップを発揮するには、自分にあっ...

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ジャンル
リーダーシップ・マネジメント
著者
ページ数
320ページ
出版社
東洋経済新報社
定価
1,944円
出版日
2015年06月11日
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東洋経済新報社
リーダーシップの哲学 3.8 北山 葵 2015-10-30
リーダーシップの哲学 1944

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