日本スターバックス物語

はじめて明かされる個性派集団の挑戦

ジャンル
リーダーシップ・マネジメント
著者
ページ数
278ページ
出版社
早川書房
定価
1,728円
出版日
2015年05月22日
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要約者レビュー

世界65か国に2万1000店舗以上を展開し、今や世界一のコーヒーチェーンとなったスターバックス。その隆盛は、日本進出の成功なくしては語れない。そしてスターバックスの日本進出を支えたのは、生活雑貨とティールームの複合ショップ「アフタヌーンティー」で洗練されたライフスタイルを打ち出し、フランスのアパレルブランド「アニエスベー」との合弁事業を成功させていたサザビー(現サザビーリーグ)だ。
日本でほとんど知られていなかったスターバックスが、なぜあれだけの成功を収めることができたのか。その疑問は、本書を読み終えるころにはすっかり氷解しているだろう。「ほんもののコーヒー」へのこだわり、「サードプレイス」「スターバックス体験」という明確なコンセプト、優れたセンスと強いカリスマ性をもったリーダーたちの共鳴……むしろうまくいかないはずがない、と思えてしまうくらいだ。
しかし本書がこれまでの「スターバックス本」と異なる点は、「フォロワー」の目線で書かれていることだろう。もともとコンサルタントとしてサザビーに関わっていた著者は、当時サザビーの社長だった鈴木隆三の最初のフォロワーを自認し、日本スターバックス立ち上げプロジェクトの総責任者となった。そんな著者の行動や判断は、常にリーダーを信頼し支えようという信念に満ちており、その決意と手腕に何度も唸らされた。特に合弁会社設立時の対立を解消する場面は必読である。リーダーシップだけでなく、「良きフォロワーシップとは何か」を学ぶことができる貴重な1冊だ。 (北山 葵)

著者情報

梅本 龍夫(うめもと・たつお)
1956年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。電電公社(現NTT)に入社し、社内留学制度を利用してスタンフォード大学ビジネススクール修了(MBA)。ベイン&カンパニー、シュローダーPTVパートナーズを経て、サザビー(現サザビーリーグ)の取締役経営企画室長に就任。同社の合弁事業、スターバックス コーヒー ジャパンの立ち上げプロジェクトの総責任者を務める。2005年に退任し、同年アイグラム、2011年にリーグ・ミリオンを創業。サザビーリーグ退職後もコンサルタントとして10年間、同社が展開するブランドの企画などに携わってきた。現在、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任教授。

評点(5点満点)

総合 (3.8)
革新性 (4.0)
明瞭性 (4.0)
応用性 (3.5)

本書の要点

  • リーダーをリーダーたらしめるのは、「最初のフォロワー」の存在である。フォロワーであるサザビーがリーダーであるスターバックスにほれ込み、心をつなげたからこそ、成功がもたらされた。
  • フォロワーとは「徹底してリーダーにたてつ...

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ジャンル
リーダーシップ・マネジメント
著者
ページ数
278ページ
出版社
早川書房
定価
1,728円
出版日
2015年05月22日
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