アリババ 中国eコマース覇者の世界戦略

ジャンル
グローバル, 起業, リーダーシップ・マネジメント, IT
著者
ページ数
272ページ
出版社
新潮社
定価
1,728円
出版日
2015年10月15日
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要約者レビュー

アリババというと、2014年9月に行われた空前の規模のIPOについて、印象に強く残っている方は多いのではないだろうか。アリババは上場により25兆円にも及ぶ時価総額となり、大株主であるソフトバンクの含み益が8兆円に達したことも話題となった。ただ、インターネット業界への特別な感度を持っている人を除き、アリババのビジネスの内容や創業者のジャック・マーについて詳しく知っている人は多くないかもしれない。
アリババは様々な事業を展開するコングロマリットであるが、単純化すれば事業の柱は3本存在する。1つ目は、何百万もの中小の製造業者や商社からなる卸売りマーケットプレイスである、アリババチャイナとアリババインターナショナルだ。2つ目は、中国最大のマーケットプレイスであるタオバオと、大手ブランドや小売り業者と消費者をつなぐティーモールといった消費者向けビジネスだ。3つ目は、決済を中心とした金融サービスを提供するアリペイ等のサポートサービスである。
このような壮大な企業が、一介の英語教師であった起業家、ジャック・マーにより導かれていることも興味深い。ジャック・マーは電子メールやインターネット利用以外のパソコンの機能を使いこなせないほど、テクノロジーに詳しくないというから驚きである。
本書の著者は、アリババグループに同社初のアメリカ人社員として入社し、副社長まで務めた人物であることも注目である。謎に満ち、多くの人の興味を惹きつけて止まないアリババを詳しく知りたいならば、本書を一読することが最も効果的だろう。シリコンバレーに負けないチャイナドリームが鮮やかに描かれており、心躍る時間になるに違いない。 (大賀 康史)

著者情報

ポーター・エリスマン PORTER ERISMAN
2000年から2008年まで、アリババグループに同社初のアメリカ人社員として勤務。副社長を務め、国際サイトの運営や国際マーケティングを指揮した。アリババを退社後、アリババと創業者ジャック・マーの成功の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『揚子江の鰐』を制作。新興市場の電子商取引に詳しく、アフリカ、アジア、南米の電子商取引企業のコンサルティングを手がけている。上海在住。

黒輪篤嗣(くろわ・あつし)
翻訳家。上智大学文学部哲学科卒業。おもな訳書に『ハイパーインフレの悪夢』(新潮社)、『レゴはなぜ世界で愛され続けているのか』(日本経済新聞出版社)、『サイクル・サイエンス』(河出書房新社)、『デザインイノベーション』(翔泳社)などがある。

評点(5点満点)

総合 (4.2)
革新性 (4.5)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • アリババは、1999年に一介の英語教師であった起業家、ジャック・マーにより創業された。創立当初から世界最大規模のインターネット企業になることをめざす、野心的な企業だった。
  • 創業間もない頃、カリフォルニア州へのオフ...

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ジャンル
グローバル, 起業, リーダーシップ・マネジメント, IT
著者
ページ数
272ページ
出版社
新潮社
定価
1,728円
出版日
2015年10月15日
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新潮社
アリババ 中国eコマース覇者の世界戦略 4.2 大賀 康史 2015-12-03
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