眠っているとき、脳では凄いことが起きている

眠りと夢と記憶の秘密

ジャンル
サイエンス・テクノロジー
著者
ページ数
208ページ
出版社
インターシフト
定価
2,268円
出版日
2015年12月10日
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要約者レビュー

我々は、日々なんとなく「睡眠は重要だ。睡眠時間はたっぷり確保しなければならない」と思っている。しかし、なぜ睡眠が重要なのか、睡眠が不足しているとどのような悪影響があるのか、あまり詳しくは知らないという人は多いだろう。
睡眠の意義、その睡眠が体や精神に及ぼす影響について明らかにし、さらにその驚くべき効能について紹介しているのが本書だ。起きている間に我々は大小さまざまな情報をキャッチしているが、その情報の中でも大切なものだけが脳内に残っていき、強固な記憶になる。それだけではない。睡眠には、不要な情報を削除するという「心の大掃除」や、感情的な記憶を和らげる働きもあるというのだ。何か嫌なことがあった人に対し、何となく「ひと晩眠れば忘れるよ」と声をかけていたのは、無意識のうちに睡眠によってネガティブな感情が薄れていくというのを実感しているからかもしれない。
この「ひと晩眠る」ことの効能は、他にもあるという。それは、睡眠によって断片的な情報が統合・要約され、未来を予測するのに役立つというものだ。難しい問題を抱えているときに、そのまま起きて悩み続けるのか、いったん手放してさっさとベッドに入ったほうがいいのか、その差はこの本によって明らかになっている。
そして、睡眠をどのように活用すればいいのかについても、本書で触れられている。流行りのキャッチコピー風にいえば「活眠」だ。睡眠を上手にコントロールできるようになれば、我々の未来もぐっすり眠った後の朝のように、すっきり冴えわたるようになるのかもしれない。 (下良 果林)

著者情報

ペネロペ・ルイス
マンチェスター大学の脳神経科学者。同大学の「睡眠と記憶の研究所」所長。その研究は『ネイチャー』誌やBBC放送などでも取り上げられ、大きな注目を集めている。

評点(5点満点)

総合 (3.5)
革新性 (3.5)
明瞭性 (3.5)
応用性 (3.5)

本書の要点

  • 脳は日中、複雑で膨大な量の情報を取り込むため、放っておくと飽和してしまう。脳に新たな情報の余地を残すため、睡眠中に不要な情報の削除がおこなわれる。
  • 記憶の削除のほか、徐波睡眠の大きな振動に...

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ジャンル
サイエンス・テクノロジー
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ページ数
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インターシフト
定価
2,268円
出版日
2015年12月10日
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眠っているとき、脳では凄いことが起きている 3.5 下良 果林 2016-01-07
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