シフト&ショック

次なる金融危機をいかに防ぐか

ジャンル
グローバル, ファイナンス
著者
ページ数
494ページ
出版社
早川書房
定価
2,808円
出版日
2015年04月25日
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要約者レビュー

2007年の夏に表面化したグローバル金融危機、それに連鎖して2010年に起きたユーロ圏危機。世界を揺るがせた大きなショックの背景には、金融の自由化、テクノロジーの発達によるグローバル化、高齢化など根本的な世界経済の変遷(シフト)があった。
本書では、「フィナンシャル・タイムズ紙」経済論説主幹であり、世界で最も影響力のある経済ジャーナリストのひとりだとも言われるマーティン・ウルフが、今回の金融危機が世界に与えた影響とそこに至るまでのさまざまなシフトを徹底的に分析。危機後に発表された財政緊縮を時期尚早だと批判し、金融危機は金融システムの脆弱性だけが原因ではなく、マクロ経済の不均衡が招いたものでもあるとし、グローバル経済を改革するための施策を検証、考案する。
1980年以降、中南米債務危機、日本の金融危機、テキーラ危機、東アジア危機、グローバル金融危機、ユーロ圏危機と世界規模の金融危機が6回発生している。どの国も金融危機に至るまでに国際収支が変化し、国内の通貨・金利環境がシフトして資産バブルと過剰流動性が発生するという道のりを歩んでいる。本書の分析の焦点は日本に置かれているわけではないが、グローバル社会を生きる私たちにとって、これからの日本経済、そして世界経済を考えるうえで示唆に富むものとなっている。 (佐藤)

著者情報

マーティン・ウルフ
フィナンシャル・タイムズ紙の経済論説主幹。金融ジャーナリズムにおける功績により数々の賞を受賞し、2000年には大英帝国勲章(CBE)を受けている。1999年より世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)のフェローを務める。当代で最も影響力のある経済ジャーナリストであり、その言動は世界の投資家だけでなく、各国の財務相や中銀総裁にも注目されている。オックスフォード大学コーパス・クリスティ・カレッジの名誉研究員。著書にスーザン・ジョージとの共著『徹底討論 グローバリゼーション 賛成/反対』がある。

評点(5点満点)

総合 (4.3)
革新性 (4.0)
明瞭性 (4.5)
応用性 (4.5)

本書の要点

  • 今回のグローバル金融危機、ユーロ圏危機が起きた背景には、金融システムの内部でのシフトと共に、自由化、グローバル化、高齢化など世界経済自体のシフトがあった。
  • 政策当局が2010年に緊縮財政策へと転換...

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グローバル, ファイナンス
著者
ページ数
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早川書房
定価
2,808円
出版日
2015年04月25日
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