なぜ今、シュンペーターなのか

ジャンル
キャリア・スキル・自己啓発, 政治・経済, グローバル
著者
ページ数
272ページ
出版社
クロスメディア・パブリッシング 出版社ページ
定価
1,706円
出版日
2015年10月01日
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要約者レビュー

シュンペーターといえば、「創造的破壊」や「技術革新」といった言葉とともに想起される、経済学の大家として記憶されている人も多いと思う。19世紀末に生まれ、半世紀以上も前に没したシュンペーターだが、著者は21世紀の今こそ、われわれは彼に学ぶべきだと論じている。
『自分はウィーン一番のドン・ファン(プレイボーイ)、ヨーロッパ一番の馬乗り、そして世界で一番の経済学者になる』との野心を燃やしていたというシュンペーターだが、資本主義の本質や原理、命運を純粋に追い求めた彼の理論は万人に受け入れられるものではなく、むしろ1930年代・40年代の不況や戦後経済の立て直しなど、実体経済に即した理論を一早く提唱したケインズに当時は軍配が上がった。
しかし、世界がますます狭くなりつつある今日において、彼の提唱する創造的破壊はグローバル・ビジネスを動かす原動力にほかならず、その理論はピーター・ドラッカーへと継承され、スティーブ・ジョブズなどの企業家が具現化する形で現在に息づいている。
本書では、このようなシュンペーター、ドラッカーの人生や理論がわかりやすく俯瞰されていると同時に、ジョブズの人生を追うことで企業家として必要な要素が分析されている。そして、これまで数々の企業経営に携わり、自ら経営塾も開いている著者自身の経験をもとに、一部の天才企業家に社会の発展を委ねるのではなく、個人一人ひとりが企業家マインドを持ち行動するための方法についても述べられているので、ぜひ一読されたい。 (和田 有紀子)

著者情報

秋元 征紘
ワイ・エイ・パートナーズ代表取締役。ジャイロ経営塾代表。
上智大学経済学部卒業、シドニー大学経済学部修士課程。1970年日本精工に入社、ニューヨーク、トロント駐在等を経て、日本ケンタッキーフライドチキン(日本KFC)へ。その後、同社マーケティング本部長、日本ペプシ・コーラ副社長、日本KFC常務取締役、ナイキジャパン代表取締役社長、LVMHグループのゲラン代表取締役社長、同取締役会長、ゲランSA(パリ本社)執行役員と、欧米企業日本法人のトップマネジメントを歴任。2006年ワイ・エイ・パートナーズを創業。
2008年にはジャイロ経営塾を設立。ベンチャー企業支援、戦略経営コンサルティング、大企業向けグローバル人材研修およびマネジメント研修のプログラムデザイン・実施、数社の社外取締役・顧問等を務めるほか、執筆・講演等を精力的に展開中。著書に『金の社員・銀の社員・銅の社員』(文春新書)、『こうして私は外資4社のトップになった』(東洋経済新報社)などがある。

評点(5点満点)

総合 (4.0)
革新性 (4.5)
明瞭性 (4.0)
応用性 (3.5)

本書の要点

  • シュンペーターは、企業家によるイノベーションが、静態的な経済均衡を破壊し、動態的な経済発展を生むと考え、その過程を「創造的破壊」と呼んだ。
  • ドラッカーはシュンペーターの理論を深化さ...

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ジャンル
キャリア・スキル・自己啓発, 政治・経済, グローバル
著者
ページ数
272ページ
出版社
クロスメディア・パブリッシング 出版社ページ
定価
1,706円
出版日
2015年10月01日
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クロスメディア・パブリッシング http://www.cm-publishing.co.jp/4844374362/
なぜ今、シュンペーターなのか 4.0 和田 有紀子 2016-02-02
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