明日のプランニング

伝わらない時代の「伝わる」方法

ジャンル
コンセプト・トレンド, マーケティング
著者
ページ数
304ページ
出版社
講談社
定価
907円
出版日
2015年05月20日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら

要約者レビュー

「最近なんだか伝わっている手応えも実感もない」。「苦労してバズらせても、すぐ忘れ去られてしまう」。広告や宣伝、販促などの「伝える仕事」に携わる人たちの悩みは尽きない。
2010年の1年間に、世界には約1ゼタバイトの情報が流れたという。1ゼタバイトは「世界中の砂浜の砂の数」だ。つまり、世界中の砂浜の砂の数と同じ量の情報が流れたのである。著者はこんな現代を「情報『砂の一粒』時代(砂一時代)」と命名した。しかし、こうした悲観すべき状況においても「伝えたい砂粒を相手に届ける方法がある」と著者は光を投げかける。それは、「伝えたい相手の笑顔を具体的にイメージする」ことだという。その具体的方法を解説した本書は、伝える相手が一人一人感情を持った生活者であるという原点に、読者を立ち戻らせてくれる。
一方、著者はネットで宣伝すれば大多数に伝わるという「ネット万能論」を疑問視している。現に、ネットを毎日は利用しない層が日本に約5670万人もいる。よって、ネットを日常的に使う層(砂一時代の生活者)と、そうでない層を切り分けたプランニングがますます重要になってくる。そして、大量の情報を受け取ることにうんざりしている前者に対しては、「友人知人」という信頼のおける最強メディアを活用し、興味・共感を喚起することが必要だ。
砂一時代の生活者に対する効果的なアプローチ方法は何なのか。その答えが本書にある。「伝える」仕事に携わる方にとって、本書はとっておきの処方箋になってくれるのではないだろうか。 (松尾 美里)

著者情報

佐藤 尚之(サトウ・ナオユキ)
1961年東京都生まれ。株式会社電通にてCMプランナーやウェブプランナー、コミュニケーション・デザイナーなどを経て、2011年に独立。現在はコミュニケーション・ディレクター(株式会社ツナグ代表)。1995年より個人サイト「www.さとなお.com」(http://www.satonao.com/)を運営。『明日の広告』『明日のコミュニケーション』(ともにアスキー新書)など著書多数。

評点(5点満点)

総合 (4.0)
革新性 (4.0)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 伝える仕事のゴールは、「伝えたい相手を笑顔にすること」である。生活者にとって、情報がたった「砂の一粒」でしかない現在、情報を届けることは奇跡に近く、届いてもすぐに忘れ去られてしまう。
  • 大量の情報に触れている生活者に情報を届け...

続きを読むには会員登録が必要です

新規登録 ログイン

ジャンル
コンセプト・トレンド, マーケティング
著者
ページ数
304ページ
出版社
講談社
定価
907円
出版日
2015年05月20日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら
講談社
明日のプランニング 4.0 松尾 美里 2016-02-10
明日のプランニング 907

週間ランキング

1
著者:細谷 功
2
著者:メンタリスト DaiGo 著 リベラル社 編集
3
著者:岩嵜 博論
4
著者:コール・ヌッスバウマー・ナフリック 著 村井 瑞枝 訳
5
著者:ジョシュア・ベッカー 著 桜田 直美 翻訳
7
著者:松崎 一葉
8
著者:Dr.ゼラーナ・モントミニー