「洞察力」があらゆる問題を解決する

ジャンル
キャリア・スキル・自己啓発, リーダーシップ・マネジメント, サイエンス・テクノロジー
著者
ページ数
350ページ
出版社
フォレスト出版
定価
1,836円
出版日
2015年11月13日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら

要約者レビュー

偶然にも新しい物事を発見した人々――浴槽に浸かって浮力を発見したアルキメデスのような――は、どのようにしてその閃きを得ているのだろうか。火事の現場でとっさに逃げ道を思いつくなど、閃きによって窮地を脱することもあるが、そうした閃きはどこからか降ってくるようなものなのだろうか。本書の著者は、閃きを導き出す、そもそも見えていない問題を見抜く力(=洞察力)の不思議に興味をもち、まるでその魅力にひきずりこまれるように、研究を重ねることになった。
洞察力とは何かを考えるにあたって、著者は「洞察力は何によって触発されるのか」「なぜ洞察力の発揮が妨げられるのか」「洞察力を発揮するための方法とは何か」を探る。注目すべきは、本論は、人の意思決定を観察する認知心理学者である著者の名を世界に知らしめた、現場主義的意思決定(NDM理論)」によって支えられているということだ。NDM理論とは、「人工的に設計された課題を実験室の中で被験者に考えさせるのではなく、実際の現場でどのように人が考えるのかを研究する」という学問分野を指す。したがって、著者の考察は日常生活に即した多くの事例を含んでいる。
洞察力は、個人の思考と行動を変えるだけでなく、企業経営に活かせば大きなイノベーションを起こす力にもなる。本書を通して、洞察力を味方にするための方法をぜひ知ってほしい。 (流石 香織)

著者情報

ゲイリー・クライン
米国認知心理学者。1944年、ニューヨーク市出身。1969年にピッツバーグ大学で実験心理学の博士号を取得。1989年、『現場主義的意思決定(Naturalistic Decision-Making,NDM)理論』を構築したことで世界的名声を博す。オークランド大学助教授、ウィルバーフォース大学准教授を経て、米空軍省に研究者として勤務。1978年にR&D企業クライン・アソシエイツを創業。2005年に同社を売却。現在、マクロコグニション社の上級研究員。ホワイトハウス・シチュエーションルームのリーダーの1人として活躍した経験がある。米国心理学会、米国人間工学会の各役員。2008年、米国人間工学会よりJack A. Kraftイノベーション賞を受賞。著書に『決断の法則―人はどのようにして意思決定するのか?』(佐藤洋一訳/トッパン)がある。

評点(5点満点)

総合 (3.8)
革新性 (4.0)
明瞭性 (3.5)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 洞察力は、出来事のつながりから新しいよりどころを得て閃きに至る、など3種類の思考プロセスをもとにして発生し、考え方や行動を根本的に変えるような力を持つ。
  • 洞察力は、誤った考えへの固執や、情報の意...

続きを読むには会員登録が必要です

新規登録 ログイン

ジャンル
キャリア・スキル・自己啓発, リーダーシップ・マネジメント, サイエンス・テクノロジー
著者
ページ数
350ページ
出版社
フォレスト出版
定価
1,836円
出版日
2015年11月13日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら
フォレスト出版
「洞察力」があらゆる問題を解決する 3.8 流石 香織 2016-02-18
「洞察力」があらゆる問題を解決する 1836

週間ランキング

2
著者:木下 斉
3
著者:ジョシュア・ベッカー 著 桜田 直美 翻訳
4
著者:読書猿
5
著者:メンタリスト DaiGo 著 リベラル社 編集
6
著者:細谷 功
8
著者:コール・ヌッスバウマー・ナフリック 著 村井 瑞枝 訳
9
著者:岩嵜 博論
10
著者:Dr.ゼラーナ・モントミニー