価値創造の思考法

ジャンル
コンセプト・トレンド, オペレーション, マーケティング
著者
ページ数
292ページ
出版社
東洋経済新報社
定価
1,728円
出版日
2012年11月08日
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要約者レビュー

著者は、独自のビジネスマーケティング理論を研究・開発し、企業の発展に寄与してきた。本書は「ひと」を軸にしたビジネスで「価値創造」を実現させるための、著者のエッセンスが集約された一冊である。実践の伴わない机上の空論と化したマーケティングの言説とは異なり、学術研究と現場での実践がリンクした、科学的かつ「人間くさい」アプローチであるという。
そもそも、企業が価値創造を実現できていないのはなぜなのか。その原因の1つは、企業が「新しい消費」を見ることができていないからだという。今の消費者が求めているのは、新商品ではなく、「心の豊かさ」や「毎日の充実感」につながる新しい価値や新しい見方なのである。
本書では、価値創造につながる3つのアプローチを主軸に据えて、価値要素を掘り起こすための問いや、購買行動を導く「感性消費行動デザイン」、顧客を「絆顧客」と「応援者」に変える方法などが、詳しく解説されている。また、この3つのアプローチというのは、「価値創造の『実現』」、「顧客の旅の『計画』」、「『ひと』軸のシステムのマネジメント」であるという。
最初は抽象的に思えるかもしれないが、各章を読み進めるうちに、パズルの欠片がつながっていき、全体像が明確になったときには、驚くべき発見が待っている。著者の理論の集大成ともいえる一冊なので、豊富な事例を参考にしながら読破してほしい。マーケティングの認識が大きく変わる面白さを味わえるはずだ。 (後藤)

著者情報

小阪 裕司
博士(情報学)。オラクルひと・しくみ研究所代表。
九州大学客員教授、静岡大学客員教授、中部大学客員教授、日本感性工学会理事。
山口大学人文学部卒業(専攻は美学)。1992年オラクルひと・しくみ研究所を設立。人の「感性」と「行動」を軸にした独自のビジネスマネジメント理論を研究・開発し、2000年からは、その実践企業の会である「ワクワク系マーケティング実践会」を主宰。現在、全都道府県から約1500社が集う。2011年、工学院大学大学院博士後期課程修了。学術研究と現場実践を合わせ持った独自の活動は、多方面から高い評価を得ている。
『日経MJ』(日本経済新聞社)での長寿人気コラム「招客招福の法則」をはじめ、連載・執筆多数。産官学にまたがり、年間80回以上の講義・講演を行う。
『「買いたい!」のスイッチを押す方法』(角川書店)、『「感性」のマーケティング』(PHP研究所)、『そうそうこれが欲しかった!感性価値を創るマーケティング』(東洋経済新報社)など著書多数。

評点(5点満点)

総合 (4.0)
革新性 (4.5)
明瞭性 (3.5)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 消費者は、心の豊かさや毎日の精神的充足感につながる新しい価値を望んでおり、企業は、この価値観を重視した新たな提案を求められている。
  • 新しい消費社会に対応するために重要な3つ...

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ジャンル
コンセプト・トレンド, オペレーション, マーケティング
著者
ページ数
292ページ
出版社
東洋経済新報社
定価
1,728円
出版日
2012年11月08日
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東洋経済新報社
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