無印良品が、世界でも勝てる理由

世界に“グローバル・マーケット"は、ない

ジャンル
コンセプト・トレンド, 戦略, リーダーシップ・マネジメント, マーケティング, 人事
著者
ページ数
263ページ
出版社
KADOKAWA
定価
1,512円
出版日
2015年11月13日
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要約者レビュー

“グローバル”という言葉を聞いて、自社には関係が薄いと感じる人は少ないだろう。国内では多くの業界で市場が縮小傾向にあるため、世界で成功しない企業は拡大がますます難しくなっている。そのような中で本書では、無印良品が海外展開をとおして学んだ重要なポイントが、企業コンセプト、商品開発や人材育成などの切り口からまとめられている。
現在25の国と地域に進出し、301店舗を出店している無印良品も、最初から海外進出が好調だったわけではない。それぞれの国ならではの失敗があり、すぐ黒字になる店舗もあれば赤字が続き閉めざるを得ない店舗もあった。そもそも、海外事業は11年間赤字続きだったのだ。それでも、同じ失敗を繰り返さないように“勝ちパターン”を見つけ、海外展開を急がずに1店舗ずつ確実に黒字にして、投資した分のお金を回収したところで次の店を展開し、拡大していった。
多くの企業がテレビのCMで商品を大々的に宣伝する一方、我々が無印良品の広告を目にする事は少ない。それにも関わらず、“無印良品”というブランドは多くの人に知られている。その背景には、店舗や商品を通じて企業コンセプトである『「これがいい」ではなく「これでいい」』という概念を伝える、たゆまぬ企業努力が存在する。日本や国外など地域を問わずに、“諦めないこと”、“徹底すること”、そのような姿勢が成功につながっている。本書を通して、王道を貫くその姿勢が伝わり、更にMUJIファンが増えることだろう。 (伊藤)

著者情報

松井 忠三
1949年、静岡県生まれ。株式会社良品計画前会長。株式会社松井オフィス社長。73年、東京教育大学(現:筑波大学)体育学部卒業後、西友ストアー(現:西友)入社。92年良品計画へ。総務人事部長、無印良品事業部長を経て、2001年社長に就任。赤字状態の組織を「風土」から改革し、業績のV字回復・右肩上がりの成長に向け尽力。07年には過去最高売上高(当時)となる1620億円を達成した。08年より会長、15年に退任。著書に『無印良品は、仕組みが9割』『無印良品の、人の育て方』『図解 無印良品は、仕組みが9割』(以上、KADOKAWA)の他、『覚悟さえ決めれば、たいていのことはできる』(サンマーク出版)がある。

評点(5点満点)

総合 (3.8)
革新性 (3.5)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 企業の海外進出はリスクも高いうえ、失敗も続くが、失敗をそのままにせず「勝ちパターン」を積み上げていくべきである。展開先の国の理解を深め、諦めずに続けることが重要である。
  • 企業の“オリジナリティ”を持たなければ、...

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ジャンル
コンセプト・トレンド, 戦略, リーダーシップ・マネジメント, マーケティング, 人事
著者
ページ数
263ページ
出版社
KADOKAWA
定価
1,512円
出版日
2015年11月13日
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KADOKAWA
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