貞観政要

ジャンル
キャリア・スキル・自己啓発, 戦略, リーダーシップ・マネジメント, 人文科学, 人事
著者
ページ数
272ページ
出版社
筑摩書房 出版社ページ
定価
1,080円
出版日
2015年09月09日
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要約者レビュー

『貞観政要』(じょうがんせいよう)は、唐代の太宗(たいそう、在位626年~649年)と、それを補佐した名臣たちの間のやり取りを綴った、著名な政治問答集である。太宗は数々の戦乱を収束させ、唐の礎を築いた。その治世は平和な時代として中国史上に名高く、当時の元号をとって「貞観の治」と呼ばれる。本書は、長くリーダーたちの間で愛読され続けてきた書物であり、日本でも、北条政子や徳川家康、明治天皇など、様々な人物が多大な影響を受けたとされている。
本書の一番の特色は、天下を取るための手法ではなく、その先の、天下をいかに保持していくかに焦点を当てたところにある。太宗によれば、トップの座を手に入れることと、それを守っていくことは、異なった努力が必要なのだという。太宗が天下を維持するために常に心がけていたのは、とにかく自らを律し用心深くあること、そして臣下からの諫言をいつでも受け入れる姿勢を持つことであった。本書では様々なエピソードから、そのような態度を持つことの重要性が繰り返し説かれている。
興味深いのは、太宗自身がたびたび自らの信条に逆らうような振る舞いや決断をしようとしている場面が本書に散見されることだ。それでも、自らに非があれば素直にそれを認め改められたところが、太宗が名君と呼ばれた所以なのだろう。
最初から最後まで完璧な人間など存在しない。だからこそ、過ちがあったらそれを指摘してくれるような周辺環境の構築は必要不可欠である。1000年以上前に書かれたこの書物には、現代でも依然として通用する金言が散りばめられている。 (石渡 翔)

著者情報

呉 兢 (ご きょう)
670(咸亨1年)―749(天宝8年)。中国・唐代の歴史家。汴(べん)州(河南省開封)の人。長年史館にあり、歴朝『実録』などの編纂に従事。また、みずから『貞観政要』『国史』などを撰述した。

評点(5点満点)

総合 (4.0)
革新性 (3.0)
明瞭性 (4.5)
応用性 (4.5)

本書の要点

  • 人々の手本になれるよう、常に自らを律し、用心深くあることを心がけよう。そうでなければ人はついてこない。自分より低い立場の意見に積極的に耳を傾け、自らの身を改めるようにするべきだ。
  • 血筋や家柄で評価するのではなく、あくまで...

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キャリア・スキル・自己啓発, 戦略, リーダーシップ・マネジメント, 人文科学, 人事
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出版社
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定価
1,080円
出版日
2015年09月09日
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貞観政要 4.0 石渡 翔 2016-04-07
貞観政要 1080

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