99%の社長が知らない銀行とお金の話

ジャンル
起業, 戦略, ファイナンス
著者
ページ数
269ページ
出版社
あさ出版
定価
1,728円
出版日
2015年11月25日
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要約者レビュー

銀行側が知られたくないと思う裏話がここぞとばかりに書かれているために、とある銀行の支店長からは『有害図書』とまで呼ばれていると聞くと、どんな本を想像するだろうか。本書は、「ダスキン」の名で有名な清掃事業を手掛ける株式会社武蔵野の社長小山昇氏が、何十年にもわたる経営経験をもとに銀行との交渉術を余すところなく書いたものである。本書では、世間一般には知られていない「銀行の本音」のほか、株式会社武蔵野が実際に掲げている資金運用に関する方針や、これまでに小山氏が経営指導を行った会社の実例などが多数盛り込まれており、経営者とって必読の内容ばかりである。
「融資を受ける=借金を背負う」というイメージから、融資はできるだけ受けない方がよいのではないかと考える人もいるだろう。しかし、小山氏によると、融資の話があれば仮に今、手元に資金が潤沢にあったとしても、お断りせずさらに借入れを行う(つまり借金額を増やす)のが正しいという。もちろんこれにはちゃんとした理由がある。資金繰りがうまくいっている時ほど借入れを行い、銀行と良好な関係を築いておくことで、万一、経営が悪化しても融資してもらうことができるからだ。また、借入れには節税効果があり、決して「借金=悪」ではない。
「社長の無知は犯罪である」とまで言い切る小山氏の主張は、いささか耳の痛い話であるかもしれないが、終始小気味の良いテンポで繰り広げられる銀行と経営にまつわる話は、我々の常識を良い意味で覆してくれるはずだ。 (和田 有紀子)

著者情報

小山 昇
株式会社武蔵野 代表取締役社長。
1948年山梨県生まれ。東京経済大学を卒業し、日本サービスマーチャンダイザー株式会社(現在の株式会社武蔵野)に入社。一時期、独立して株式会社ベリーを経営していたが、1987年に株式会社武蔵野に復帰。1989年より社長に就任して現在に至る。「大卒は2人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団」を毎年増収増益の優良企業に育てる。
2001年から同社の経営のしくみを紹介する「経営サポート事業」を展開。550社以上の会員企業を指導しているほか、「実践経営塾」「実践幹部塾」「経営計画書セミナー」など、全国各地で年間240回の講演・セミナーを開いている。
1999年度「電子メッセージング協議会会長賞」、2001年度「経済産業大臣賞」、04年度、経済産業省が推進する「IT経営百選最優秀賞」をそれぞれ受賞。2000年、2010年には「日本経営品質賞」を受賞している。
本書は、2010年に出版した『無担保で16億円借りる小山昇の“実践”銀行交渉術』(あさ出版)に続く、自身の銀行交渉のノウハウを、余すところなく公開した待望の1冊。前作は、複数の金融機関で研修用テキストとしても使われているほか、「銀行の担当者に渡したら融資が決まった」などの“伝説”も多い。
他にも『増補改訂版 仕事ができる人の心得』(CCCメディアハウス)、『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』(ダイヤモンド社)など、著書多数。

評点(5点満点)

総合 (3.8)
革新性 (3.5)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 会社経営においては、無借金経営は善ではなく、借金をしないことの方が罪である。借金をしなければ事業を拡大できないうえに、資金繰りに窮して会社を潰すようでは本末転倒だからである。
  • 銀行と良きビジネスパートナーとしてWin...

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ジャンル
起業, 戦略, ファイナンス
著者
ページ数
269ページ
出版社
あさ出版
定価
1,728円
出版日
2015年11月25日
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あさ出版
99%の社長が知らない銀行とお金の話 3.8 和田 有紀子 2016-04-21
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