大前研一 日本の論点2016〜17

ジャンル
キャリア・スキル・自己啓発, 政治・経済, グローバル
著者
ページ数
293ページ
出版社
プレジデント社
定価
1,728円
出版日
2015年11月19日
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要約者レビュー

日本人の多くは、自分の考えを表現したり、自分の意見を発信したりするのが苦手である。「それは、日本の教育体系から論理学が抜け落ちているから」だと、大前研一氏は本書で述べている。近代化プロセスにおいて、日本人は西洋文化を一通り受け入れてきたように思われているが、実は、「論理」が抜け落ちているのだという。
しかし、論理的思考力は、自分自身で前提となる事実をきちんと把握し、道筋を立てていく練習を重ねることで磨かれるという。その格好の教材となるのが本書である。実際に本書の論点を読んでみると、事実や事象からその原因や波及する影響を読みとり、結果として「こうなった」あるいは、だから「こうすべきだ」という結論が非常に明確で、理解しやすい。取り上げられているトピックも、アベノミクスのまやかしや日本活性化プラン、日本の農業改革、大学教育のめざすべき姿、イスラム国の現状と今後など、極めて重要度が高く、喧々諤々の議論を巻き起こすものばかりである。「これは賛同する」「この考え方は自分と違う」と、論点の結論に対する自分なりの意見を考えることで、思考の軸を育てることができるはずだ。
ビジネスパーソンとして知っておくべきホットなトピックの論点を読み解いたうえで、自分なりの考えを持ち、論理力を鍛えあげるのにピッタリな一冊である。痛快な「大前節」をとくと味わってほしい。 (原)

著者情報

大前 研一
早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。
「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォールストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネスレビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として拡がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。
英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピータースが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の一人に、また1994年の特集では5人の中の一人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。

評点(5点満点)

総合 (4.0)
革新性 (4.0)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 日本はどんな国家をめざし、どのような世界観を持つのかを発信すべき立場にある。また、国際社会のための資金提供を、税金の何%かを日本以外のために使う「世界タックス」としてアピールすべきだ。
  • 大学を「稼ぐ力を身に付けるための高等職業...

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キャリア・スキル・自己啓発, 政治・経済, グローバル
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ページ数
293ページ
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プレジデント社
定価
1,728円
出版日
2015年11月19日
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プレジデント社
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