「0から1」の発想術

ジャンル
グローバル, コンセプト・トレンド, 産業・業界, 戦略, マーケティング
著者
ページ数
252ページ
出版社
定価
1,512円
出版日
2016年04月11日
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要約者レビュー

現在、富を創出する源泉が組織から個人に移ってきている。アップルのスティーブ・ジョブズやアマゾンのジェフ・ベゾスのように、傑出した個人が国や地域という枠を越え、世界経済に甚大な影響を及ぼす時代が到来したのだ。ビジネスパーソンは「0から1を創造する力」、つまり「無から有を生み出すイノベーション力」が今まで以上に問われるようになった。
大前氏によると、この力を磨くには、リアルタイムのケース・スタディを用いて、「もし、私が○○の社長だったら……」と、自分なりの結論を導き出す訓練が効果的だという。データを集めてロジックを組み立て、発想を飛躍させるのだ。とはいえ、何の備えもなく「発想の飛躍」をめざすのは覚束ないだろう。
そこで本書では、限界を突破する発想力の土台となる11の考え方が紹介されている。例えば、ユーザーの目的を考え、達成する方法を洗い出し、そこから打ち手を考える「戦略的自由度(SDF=Strategic Degrees of Freedom)」や、情報格差でサヤを抜く「アービトラージ(Arbitrage)」、空いているものを有効利用する「アイドルエコノミー(Idle Economy)」、業界のスタンダードにとらわれず、同質のものの中間に目をつける「中間地点の発想(Interpolation)」など、まさに本書は発想法の宝庫だ。こうした考え方を駆使した成功実例が随所に盛り込まれているだけでなく、11の発想法を発展させた「実践編」も実に読み応えがあり、一冊の本とは思えない充実度だといえよう。本書のケース・スタディで頭に汗をかきながら、発想の強力なジャンプ台を手に入れていただきたい。 (松尾 美里)

著者情報

大前 研一(おおまえ・けんいち)
1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。
日立製作所原子力開発部技師を経て、72年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長等を歴任し、94年退社。
以後、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして幅広く活躍。現在、ビジネス・ブレイクスルー(BBT)代表取締役、BBT大学学長などを務め、日本の将来を担う人材の育成に力を注いでいる。
著者に『企業参謀』『新・資本論』『質問する力』などのロングセラーのほか、『この国を出よ』(柳井正氏との共著)『日本復興計画』『「リーダーの条件」が変わった』『訣別』『原発再稼働「最後の条件」』『クオリティ国家という戦略』『日本の論点』『稼ぐ力』『低欲望社会』などがある。

評点(5点満点)

総合 (4.3)
革新性 (4.0)
明瞭性 (4.5)
応用性 (4.5)

本書の要点

  • 本書では、0から1を創造するための「発想力の土台」となる11の考え方が、豊富な事例とともに提示されている。
  • 「固定費に対する限界利益の貢献の最大化」...

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グローバル, コンセプト・トレンド, 産業・業界, 戦略, マーケティング
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ページ数
252ページ
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定価
1,512円
出版日
2016年04月11日
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小学館 http://www.shogakukan.co.jp/books/09389763
「0から1」の発想術 4.3 松尾 美里 2016-05-06
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