運命を拓く

天風瞑想録

ジャンル
キャリア・スキル・自己啓発
著者
ページ数
332ページ
出版社
講談社文庫 出版社ページ
定価
637円
出版日
1998年06月15日
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要約者レビュー

中村天風という人物をご存知だろうか? 明治9年に生まれ、参謀本部諜報部員として活動していたものの、30歳のときに奔馬性肺結核を発病。西洋医学に救いを求めて欧米をまわるも回復せず、諦めて日本へと帰る途中、偶然出会ったヨガの聖者カリアッパ師に師事し、ヒマラヤのカンチェンジュンガという場所で修行した、という異色の経歴を持つ人物だ。本書は、中村天風が生前講述したものを、15年もの歳月をかけてまとめ直した一冊である。
とにかく中村の言葉は力強い。要点を抽出すれば、「精神論」の一言だけで片付くようにも思えてしまうかもしれない。しかし、彼の言葉にあふれる情熱と確信が、読み飛ばすことを許してくれないのだ。
「人間の健康も、運命も、心一つの置きどころ」という中村の信念は、自身の原体験に依拠している。若き頃の中村は、病に苦しみながら、命に対する関心を次第に深めていった。そして、ヒマラヤでの神秘的な体験を経て、与えられた命の役割を確信するようになった。この頃になると、病はすっかり消えてしまっていたという。
心の持つ力を愚直に信じる中村の姿勢は、理性的批判能力が鍛えられた現代人には、ともすると奇異に映るかもしれない。しかし、信念を持つことを放棄し、何事も疑ってかかる科学的な態度は、時として人生を出口のない迷路に誘ってしまう恐れがある。
力強く創造的に生きていくためにはどうすればいいのか? その答えが本書にはある。 (石渡 翔)

著者情報

中村 天風 (なかむら てんぷう)
本名 三郎。明治9年7月30日 旧東京府豊島郡王子村(現北区)生まれ。明治35年頃参謀本部諜報部員として旧満州に派遣され諜報活動に従事。30歳の時奔馬性肺結核発病。救いを求めて米、欧を巡るも回復せず日本への帰路、ヨガの聖者カリアッパ師に奇遇。ヒマラヤのカンチェンジュンガで行修。大正8年突如感ずるところあり、社会的地位、財産を放棄し「統一哲医学会」を創設。政財界の有力者が次々に入会。昭和15年1月同会を「天風会」と改称。昭和37年4月公益法人に改組。昭和43年12月1日帰霊享年92歳。著書『真人生の探求』『研心抄』『練身抄』他。

評点(5点満点)

総合 (3.8)
革新性 (3.0)
明瞭性 (4.5)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 心を積極的に働かせることが、活き活きとした生き方をするための秘訣である。自分の健康や運命を好転させられるかは、すべて心がけ次第だ。
  • 痛かったり苦しかったりするときは、それを...

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キャリア・スキル・自己啓発
著者
ページ数
332ページ
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637円
出版日
1998年06月15日
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講談社文庫 http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062637398
運命を拓く 3.8 石渡 翔 2016-06-16
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