PDCAプロフェッショナル

ジャンル
戦略, リーダーシップ・マネジメント, オペレーション
著者
ページ数
244ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
2,592円
出版日
2016年01月29日
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要約者レビュー

Plan(企画)Do(実行)Check(検証)Action(やり方の修正・進化)の頭文字をとった「PDCA」という手法。「ビジネスの基本中の基本だ。何をいまさら」と言う人は多いだろう。しかし、PDCAを正しく理解し廻す手法がないために時代の変化に対応できず、事業の縮小を余儀なくされる企業や、帳尻合わせの不正に走ってしまい存続の危機に瀕する企業が後を絶たない。
著者は、トヨタグループで実践力を、マッキンゼーで戦略立案力を会得してきた人物だ。一見、共通するものがないように見える2つの企業は「問題解決に際して同じアプローチをとっている」という。かつては日産の後塵を拝していたトヨタが、なぜ世界でも一目置かれる企業に発展したのか。PDCAという概念がありながらも多くの企業とこの2社との大きな差の原因は何なのか。本書によって学べることは、とても重要である。
本書の巻末で稲田氏は、ホモ・サピエンスと同時代にあらわれ、知能的には上回っていたといわれるネアンデルタール人についてこう述べている。「ネアンデルタール人ではなくホモ・サピエンスが生き延びることができたのは、遺伝子上の変異によって新しいことへの好奇心を持ち、物事を言語化する能力が備わったからだ。」PDCAとは、良いことも悪いことも正しく言語化し、失敗の原因を突き止め、改善・進化に役立てるための仕組みである。PDCAを正しく学び、実行することができない企業は、ネアンデルタール人と同じ絶滅の運命を辿ることになるのかもしれない。 (下良 果林)

著者情報

稲田 将人(いなだ・まさと)
早稲田大学大学院理工学研究科、および米国コロンビア大学大学院コンピューターサイエンス科修了。当時、デミング賞受賞に向けてTQCに取り組んでいた豊田自動織機製作所自動車事業部勤務の後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、その後は、卑弥呼、アオキインターナショナル(現AOKI HD)、ロック・フィールド、日本コカ・コーラなど、大手企業の代表取締役、役員、事業/営業責任者として売上V字回復、収益性強化などの企業改革を行なう。入念な戦略構築のみならず、企業が戦略を実践し、PDCAを廻して永続的に発展するための習慣づけ、企業文化づくりに取り組む。手掛けた事例は、ワールドにおける低迷していた大型ブランドの活性化による再成長軌道入れなど多数。現在は、RE-Engineering Partnersを設立し、企業改革のディレクターとして、事業の立て直し、企業の再成長軌道入れプロジェクトを請け負う。豊田自動織機製作所では、自動車工場の生産指示のためのALC(Assembly Line Control)システムの初期段階の開発、立上げに携わる。著書に『戦略参謀』『経営参謀』(ともにダイヤモンド社)がある。

評点(5点満点)

総合 (3.8)
革新性 (3.5)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • PDCAを廻すとは、これまでの結果の検証を行い、次回の企画に反映するべき「学び」のポイントを明確にして、企画と業務手法を見直し、改善、進化させることである。
  • 強い組織をつくるには、PDCAを廻して、...

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ジャンル
戦略, リーダーシップ・マネジメント, オペレーション
著者
ページ数
244ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
2,592円
出版日
2016年01月29日
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東洋経済新報社 http://store.toyokeizai.net/books/9784492533758/
PDCAプロフェッショナル 3.8 下良 果林 2016-07-07
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