社員100人までの会社の「社長の仕事」

ジャンル
リーダーシップ・マネジメント, ファイナンス
著者
ページ数
256ページ
出版社
かんき出版 出版社ページ
定価
1,620円
出版日
2015年07月13日
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要約者レビュー

いわゆる大企業と中小企業では、経営者の仕事の要諦は異なる、と著者は言う。中小企業が安定した経営を行い、右肩上がりに成長していくために、大企業向けのノウハウが書かれた経営指南書のやり方を真似ても、思うような効果は得にくいだろう。 
著者は、公認会計士としてこれまで多くの中小企業経営者と接してきた。また、著者自身が代表を務める古田土会計もまた中小企業であるが、創業以来赤字ゼロ、33期連続増収を続けており、日本有数の優良会計事務所のひとつに数えられていえる。著者がそうした経験のなかから見出した、社員数100人までの会社の社長がなすべき仕事とは、「経営理念・ビジョンを明確にして浸透させること」「社員が一丸となれる施策を打ち出し、がんばって働ける環境を整備すること」「会社の収益構造を正しく認識し、事業を通してお金を稼ぎ、会社にお金を残すこと」の3つだという。
本書は、そうした点を実現させていくための、古田土会計とその顧客も活用するさまざまなツールを紹介しつつ、中小企業の「社長の仕事」の本質に迫っていく。印象に残るのは、社長は、社員とその家族の幸せを一番に考え、会社に利益を残すことだという著者の信念だ。また、そのために必要な、会社にとって大事な数字の見方がかなり詳しく解説されているので、じつは数字にあまり自信がない……という経営者の方々には、ぜひご一読いただきたい。 (下良 果林)

著者情報

古田圡 満(こだと みつる)
公認会計士・税理士。税理士法人古田土会計(注:著者名「古田圡」と異なり、法人名称は「古田土」)代表社員。1952年生まれ。法政大学卒業。「中小企業の経営に役立つことこそ、会計事務所としての社会的使命」が持論。
「数字はこうあるべき」という理論のみで顧問先を指導するのでは説得力がないと考え、自ら顧問先の手本になるべく、「月次決算書」と「経営計画書」のPDCAを全社員で徹底的にまわし、「教える」でなく、「見せる」スタンスで顧問先と向き合っている。
創業以来33年連続の増収、赤字は一度もなく自己資本比率90%、クチコミだけで年間180件の新規顧客がくる日本有数の優良会計事務所を経営。2015年の顧問先数は1950社以上、さらに全国の会計事務所300法人を指導。「月次決算書」による会計指導と「経営計画書」の作成指導は業界内でも有名。また2014年に士業界初の経済産業省『おもてなし経営企業30選』に、2015年には『がんばる中小企業300選』に選ばれ、2014年には障がい者を率先して雇用し、その能力の活用に積極的な民間企業に与えられる『東京都障がい者雇用優良企業』に、厚生労働省からは『精神障がい者雇用優良企業』に認定されている。おもな著書に『掃除、挨拶、計画で会社は儲かる』『CD-ROM付 ドロくさいけど必ず結果が出る!経営計画のつくり方』(ともにあさ出版)、『中小企業は行列のできるラーメン屋を目指せ!』(秀作社出版)などがある。

評点(5点満点)

総合 (4.0)
革新性 (3.5)
明瞭性 (4.5)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 社長は「顧客満足」よりも「従業員満足」を第一とすべきだ。社員に「この会社で働くことが、私の幸せだ」と思ってもらえれば、会社のためにがんばろうという姿勢が生まれ、それがやがて売上・利益につながる。
  • 経営の理念・ビジョンは、一人ひとりのやる...

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ジャンル
リーダーシップ・マネジメント, ファイナンス
著者
ページ数
256ページ
出版社
かんき出版 出版社ページ
定価
1,620円
出版日
2015年07月13日
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かんき出版 https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761271046
社員100人までの会社の「社長の仕事」 4.0 下良 果林 2016-07-25
社員100人までの会社の「社長の仕事」 1620

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