論点思考

BCG流 問題設定の技術

ジャンル
産業・業界, 戦略, マーケティング
著者
ページ数
235ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
1,728円
出版日
2010年02月11日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら

要約者レビュー

上司からいわれたとおりの仕事をしたはずなのに、なぜか満足してもらえなかったという経験をしたことはあるだろうか? 著者によれば、その原因は「間違えた問題」を解いていることにあるという(もちろん、上司がただのどうしようもない人間ということも考えられるが……)。
ビジネスの世界では、自分自身で課題を見つけ出し、その解決方法を最終的には考えなければならない。ボストン コンサルティング グループ(BCG)では、解くべき課題のことを「論点」と読んでいる。本書のタイトルにもなっている「論点思考」とは、その解くべき問題を定義するプロセスを意味する。論点設定を正しく行うことができれば、考えるべきことが限定され、仕事効率が飛躍的によくなる。これが論点思考のメリットだと著者は語る。
著者の前著『仮説思考』が、問題解決をいかに首尾よく効果的に解くかを論じているとすれば、本書は、取りあげた問題そのものがそもそも間違えていたらどうするべきかを論じている一冊である。元BCG日本代表としてキャリアを積みあげてきた著者が、さまざまなケーススタディを通して「正しい論点」を見極めるために培ってきた知見は、ともすれば職人芸のようなものだ。当然、一朝一夕で身につけられるようなものではないだろう。
しかし、本書を読めば、問題解決のための確かなる「指針」が見つけることができるはずだ。素早い問題解決能力を身につけたいのなら、なによりもまず本書を読むことをお薦めしたい。 (石渡 翔)

著者情報

内田和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール教授。東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て、1985年ボストン コンサルティング グループ(BCG)入社。2000年6月から2004年12月までBCG日本代表、2009年12月までシニア・アドバイザーを務める。ハイテク、情報通信サービス、自動車業界を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略などの策定・実行支援プロジェクトを数多く経験。2006年には「世界で最も有力なコンサルタントのトップ25人」(米コンサルティング・マガジン)に選出された。2006年より早稲田大学大学院商学研究科教授。ビジネススクールで競争戦略論やリーダーシップ論を教えるほか、エグゼクティブ・プログラムでの講義や企業のリーダーシップ・トレーニングも行なう。著書に『デコンストラクション経営革命』(日本能率協会マネジメントセンター)、『eエコノミーの企業戦略』(PHP研究所)、『顧客ロイヤルティの時代』(共著、同文館出版)、『仮説思考』(東洋経済新報社)、『スパークする思考』(角川oneテーマ21)、『異業種競争戦略』(日本経済新聞出版社)などがある。
著者ブログ「内田和成のビジネスマインド」
http://uchidak.cocolog-nifty.com/

評点(5点満点)

総合 (3.7)
革新性 (3.0)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 最初の問いが間違えていたら、成果を出すことは不可能である。真の論点がどこにあるのかを見極める力を養うことが、現代のビジネスパーソンには求められている。
  • 多くの企業はいくつもの課題を抱えており、...

続きを読むには会員登録が必要です

新規登録 ログイン

ジャンル
産業・業界, 戦略, マーケティング
著者
ページ数
235ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
1,728円
出版日
2010年02月11日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら
東洋経済新報社 http://store.toyokeizai.net/books/9784492556559/
論点思考 3.7 石渡 翔 2016-08-18
論点思考 1728

週間ランキング

1
著者:読書猿
2
著者:木下 斉
4
著者:メンタリスト DaiGo 著 リベラル社 編集
5
著者:内田 和成著、ボストン コンサルティング グループ企画/解説
6
著者:ジョシュア・ベッカー 著 桜田 直美 翻訳
7
著者:ニック・レーン 著 斉藤 隆央 翻訳
9
著者:細谷 功
10
著者:コール・ヌッスバウマー・ナフリック 著 村井 瑞枝 訳