「教養」として身につけておきたい 戦争と経済の本質

ジャンル
政治・経済, グローバル, 戦略, ファイナンス, IT
著者
ページ数
269ページ
出版社
総合法令出版 出版社ページ
定価
1,620円
出版日
2016年07月09日
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要約者レビュー

戦後70年を過ぎ、多くの日本人にとって戦争は遠い世界の出来事に感じられる。しかしながら、現政権下での安保法制の成立や憲法改正への動きの中で、戦争は必ず取り沙汰される重要なテーマでもある。また、武器輸出に関わる軍需産業や在日米軍の問題について考えれば、戦争は日常生活の延長線上にあるともいえる。とはいえ、戦争をめぐるこれらの議論はともすると感情論的になってしまうため、辟易している人も少なくないだろう。
本書は、我々が戦争というものを理解するための1つの指標を示すことに注力した一冊だ。経済評論家であり個人投資家でもある著者の加谷氏は、戦争とお金の間には、切っても切り離せない密接なつながりがあると考えている。戦争を経済という側面から捉えることで、感情的にならず、それと冷静に向き合うことができるというのが、著者の主張だ。
過去の戦争を振り返りつつ、経済政策や戦費、株価などの具体的な数値から日本と諸外国を比較、分析することで、戦争と経済の関係を丁寧に説明した好著である。加えて、誰もが一度は耳にしたことがある「地政学」について、非常にわかりやすく解説している点も注目に値するだろう。将来の戦争を見据え、IT技術などのテクノロジーの発達が、これからの時代の戦争に大きな影響を与えるという指摘も興味深い。
本書を読んで、経済、地政学、テクノロジーが戦争にどのように作用するのかを理解すれば、今後の世界情勢と経済動向を見極めるために大いに役立つはずだ。 (櫻井 理沙)

著者情報

加谷 珪一(かや けいいち)
経済評論家
宮城県仙台市生まれ。東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は、金融、経済、ビジネス、ITなど多方面の分野で執筆活動を行っている。億単位の資産を運用する個人投資家でもある。

著書に『お金持ちはなぜ「教養」を必死に学ぶのか』、『億万長者の情報整理術』、『お金は「歴史」で儲けなさい』(以上朝日新聞出版)、『お金持ちの教科書』(CCC メディアハウス)、『株で勝ち続ける人の常識、負ける人の常識』(KADOKAWA)などがある。

評点(5点満点)

総合 (3.8)
革新性 (3.5)
明瞭性 (4.5)
応用性 (3.5)

本書の要点

  • 一国の経済力は戦争遂行能力に直結しており、戦争に勝つためには豊かで活発な消費経済の存在が不可欠である。
  • 戦争や経済には、各国の関係性や地理的特徴...

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ジャンル
政治・経済, グローバル, 戦略, ファイナンス, IT
著者
ページ数
269ページ
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総合法令出版 出版社ページ
定価
1,620円
出版日
2016年07月09日
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総合法令出版 http://www.horei.com/book_978-4-86280-509-6.html
「教養」として身につけておきたい 戦争と経済の本質 3.8 櫻井 理沙 2016-08-18
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