日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?

ジャンル
キャリア・スキル・自己啓発, 人事
著者
ページ数
302ページ
出版社
クロスメディア・パブリッシング 出版社ページ
定価
1,814円
出版日
2015年02月01日
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要約者レビュー

日本の伝統的な人材マネジメント方式は、会社が社員に定年退職までの雇用関係や充実した福利厚生を提供し、その代わりとして社員が会社に忠誠を誓う、といった双方向のものだった。このシステムは海外企業でみられる「社員が自身のキャリアプランを自由に描ける」「プランと現状の比較によっては自由に転職できる」という柔軟性には欠けるものの、かつての日本ではとても上手く機能していた。
しかし、高度経済成長の終焉、バブル経済の崩壊といった危機的状況に直面した日本企業は、安定した雇用の提供という責任を果たすことができなくなっている。しかし依然として社員に極端な服従を要求し、社員を取り替えの効く部品として扱い続けている。低賃金の非正規社員が占める割合が増え、「ブラック企業」「パワハラ」「企業内での不正事件」といったニュースが頻繁に報道され、日本企業を重々しく覆う雲は一向に途切れる兆しを見せない。
本書は明らかに停滞している日本企業の人事管理のあり方に一石を投じている。著者ロッシェル・カップは、日本企業での勤務経験や大手日本企業へのコンサルティング経験から感じた日本企業のマネジメントにおける問題をあぶり出し、それらの改善に有効な組織改革を、調査機関が発表した数字や各企業の多くの事例を交えながら具体的に説明している。暗雲を取り払い、再び日本企業を発展させるための一助として、多くの経営者、人事担当者、そして日本で働く人々自身にぜひ読んでいただきたい一冊だ。 (下良 果林)

著者情報

ロッシェル・カップ
職場における異文化コミュニケーションと人事管理を専門とする経営コンサルタント。シリコンバレー在住。エール大学歴史学部卒、シカゴ大学経営大学院修了(MBA取得)。大手金融機関の東京本社勤務を経て、日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートしているジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社を設立、同社社長。現在、北米、日本、ヨーロッパ、南米と中国に拠点を置き、トヨタ自動車、東レ、アステラス製薬、DeNA、JINSなど多くの日本企業へのコンサルティング活動を行う。著書は『外国人部下と仕事をするためのビジネス英語―指示・フィードバック・業績評価』(語研)、『グローバルエリートのビジネス・キーワード100』(IBCパブリッシング)など、多数。

評点(5点満点)

総合 (3.8)
革新性 (3.5)
明瞭性 (4.5)
応用性 (3.5)

本書の要点

  • 日本企業の人材マネジメントは経済状況の悪化とともに、社員のモチベーションと生産性を低下させる傾向にあり、様々な組織の調査結果でも世界水準より低いスコアとなっている。
  • 日本企業の人事管理システムは、社員を均一...

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キャリア・スキル・自己啓発, 人事
著者
ページ数
302ページ
出版社
クロスメディア・パブリッシング 出版社ページ
定価
1,814円
出版日
2015年02月01日
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クロスメディア・パブリッシング http://www.cm-publishing.co.jp/9784844373957/
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