「脱・値引き」営業

小さな町の電器屋さんが20年連続黒字の秘密

ジャンル
戦略, マーケティング
著者
ページ数
207ページ
出版社
日経BP社 出版社ページ
定価
1,620円
出版日
2016年05月19日
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要約者レビュー

町の電器屋さんというと、子どものころに近所にあった!という方も多いのではないだろうか。しかしそうした風景もここ20年ほどでめっきり少なくなってしまった。不景気、消費増税、安い海外製品の台頭……世の中の流れとしても、小さな小売店が生き残るにはなかなか厳しい状況であることは間違いない。
そんな中、20年連続で黒字経営を続けてきた町の電器屋さんが「でんかのヤマグチ」(以下、ヤマグチ)だ。大手家電量販店の粗利益率が25%ほどである一方、ヤマグチは40%もの粗利益率を実現している。今年で創業52年目を迎えたヤマグチだが、初めからこのような高利益率を実現していたわけではなかった。ある時までは他の企業と同じく安売り一辺倒の経営を行っていたという。それが90年代後半、周辺に大手家電量販店が多数出店してきたことをきっかけに、このまま価格競争を続けていてはいずれ潰れてしまうと経営方針を一変。タイトルにもなっている「脱・値引き」経営に踏み切った。
本書はヤマグチと同じような中小企業経営者の方にはもちろん、大企業で働くビジネスマンにも読んでいただきたい1冊である。というのも、少子高齢化進行している中、時代は「安いものを大量に」から「よりよいものをより高く」に移っており、世の中の多くのサービスに対しても言えることだからだ。安売りから180度視点を変えた先に、新たなビジネスチャンスが見えるかもしれない。 (和田 有紀子)

著者情報

山口 勉(やまぐち つとむ)
1942年東京都生まれ。65年にパナソニック系列の電器店「でんかのヤマグチ」を創業。90年代後半、近隣への大手家電量販店の進出を受け、値引き営業と決別。顧客の家を訪問する「御用聞き」営業に代表される手厚いサービスを提供する地域密着型経営にかじを切る。2015年9月期の売上高は9億2200万円、最終利益は1200万円で、粗利益率は約40%。20年連続黒字を達成した。

評点(5点満点)

総合 (4.0)
革新性 (3.5)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.5)

本書の要点

  • ヤマグチは、安売りせずに顧客サービスの向上を徹底することで、着実に利益を出す経営を長年続けている。
  • ヤマグチでもっとも力を入れているのが「御...

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1,620円
出版日
2016年05月19日
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日経BP社 http://nvc.nikkeibp.co.jp/book/3571/
「脱・値引き」営業 4.0 和田 有紀子 2016-09-01
「脱・値引き」営業 1620

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