デジタル・ジャーナリズムは稼げるか

ジャンル
グローバル, コンセプト・トレンド, 起業, 産業・業界, マーケティング
著者
ページ数
434ページ
出版社
東洋経済新報社
定価
2,376円
出版日
2016年06月09日
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要約者レビュー

誰もが情報の送り手となれる時代において、多くの報道機関が経営悪化の一途をたどっている。マスメディアはどうすれば生き残れるのか?
本書は、起業ジャーナリズムを標榜し、ニューヨーク市立大学大学院ジャーナリズム学科で教鞭をとるジェフ・ジャービスが、ジャーナリズムの危機をどう乗り越えるかという課題に立ち向かった意欲作だ。起業ジャーナリズムとは、新しい、持続可能なジャーナリズムの会社を立ち上げ、運営することを指す。
著者によると、ジャーナリズムは「公共奉仕」をミッションとしつつも、今後は「人間関係ビジネス」の様相を呈していくという。ジャーナリストは、サービスの提供者、プラットフォーム構築者、社会のまとめ役といった多様な役割を担うようになる。そのため、市民を「マス」ととらえるのではなく、一人一人のニーズを細やかに把握する必要があると述べている。さらには、「ジャーナリストはコンテンツクリエイターではない。人々の下僕になれ。」といった刺激的な提言が所狭しと並ぶ。同時に、記事を「サービス提供のためのツール」ととらえ、キュレーション、プラットフォーム、エコシステムなどの概念を紹介し、新しい時代のニュース・サービスのあり方を考察している。
激流が渦巻くメディアの集積地ニューヨークから見える「メディアの未来図」が描かれた本書が、あらゆるメディアに関わる人にとっての必読書であることは間違いない。 (松尾 美里)

著者情報

ジェフ・ジャービス
Jeff Jarvis
ニューヨーク市立大学大学院ジャーナリズム学科教授。メディア事業、ジャーナリズムの未来に関する論客として注目を集めており、メディアとコミュニティの新たな関係について頻繁に発言している。メディア/テクノロジー関連でもっとも高い人気を誇るブログのひとつ Buzzmachine.com を運営している。2007~2014年の世界経済フォーラムでは、「世界のメディア・リーダー100人」の一人に連続して選ばれている。著書に『グーグル的思考』(PHP研究所)、『パブリック――開かれたネットの価値を最大化せよ』(NHK出版)がある。

評点(5点満点)

総合 (4.0)
革新性 (4.0)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 今後メディアに携わる人にとっては、ユーザーと人間関係を構築するスキルが必須となる。
  • ジャーナリズムはサービス業となり、コンテ...

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ジャンル
グローバル, コンセプト・トレンド, 起業, 産業・業界, マーケティング
著者
ページ数
434ページ
出版社
東洋経済新報社
定価
2,376円
出版日
2016年06月09日
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デジタル・ジャーナリズムは稼げるか 4.0 松尾 美里 2016-09-07
デジタル・ジャーナリズムは稼げるか 2376

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