2050 近未来シミュレーション日本復活

ジャンル
政治・経済, グローバル, コンセプト・トレンド
著者
ページ数
308ページ
出版社
東洋経済新報社
定価
1,728円
出版日
2016年07月22日
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要約者レビュー

財政は悪化の一途をたどり、人口減少も歯止めがかからない。そんな活力を失っている日本に、再起のシナリオを提唱したのが本書である。
著者は1980年代、レーガン政権時に「ジャパン・バッシャー(日本叩き)」として名をとどろかせ、日米貿易摩擦の際は対日交渉担当官として腕をふるった人物だ。彼は、日本の再起を切望している。今日のグローバル・サプライチェーンの基盤となる「ジャスト・イン・タイム」の概念や、継続的な業務改善を指す「カイゼン」。世界経済を下支えするコンセプトやプロセスを生み出したのは、紛れもなく日本だ。著者は、超経済大国としての日本が衰退すれば、アメリカをはじめグローバル経済に甚大な悪影響を及ぼすと警鐘を鳴らしている。
日本再生に向けた彼の提言は、「国防費を現在の2倍にする」、「移民受け入れと英語の公用語化を進める」、「従業員の解雇をしやすくするよう新しい労働法を制定する」など、大胆不敵なものばかりである。だが、これらが奏功すれば、2050年を迎える頃には、日本は軍事力をつけ、独自の平和外交を推進し、イノベーション立国・世界の経済大国として不動の地位を手にすることができるという。
本書を読めば、現在の日本が抱えている諸問題を俯瞰でき、日本の進むべき道を考えるヒントが数多く得られるだろう。果たして、本書に描かれた日本復活劇は現実のものとなるのだろうか。 (松尾 美里)

著者情報

クライド・プレストウィッツ
Clyde Prestowitz
1941年米国デラウェア州生まれ。スワスモア大学卒業、ハワイ大学東西センターで修士課程(極東アジア地域・経済学専攻)修了、ペンシルベニア大学ウォートン校で経営修士課程修了。その間、慶應義塾大学にも留学。初めて来日したのは1965年、それ以降1970年代にも再度外資系企業役員として日本に滞在する。国務省勤務、民間企業勤務などを経て、1981年商務省に入り、86年までの間、レーガン政権で商務長官特別補佐官などを務め、自動車や半導体などの日米貿易交渉をはじめ中国、ラテンアメリカ、ヨーロッパ諸国との数々の貿易交渉にあたる。現在、経済戦略研究所(Economic Strategy Institute)所長。太平洋経済委員会の副議長や、上院議員時代のヒラリー・クリントン氏の貿易・通商アドバイザーも務めた実績がある。日米貿易摩擦時に辣腕対日交渉担当官として鳴らし、テレビ・新聞・雑誌などで日本に多数の提言を行っている。著書にベストセラー『日米逆転』(ダイヤモンド社)、『ならずもの国家アメリカ』(講談社)、『東西逆転』(日本放送出版協会)などがある。

評点(5点満点)

総合 (4.2)
革新性 (4.5)
明瞭性 (4.0)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 日本は国家存亡を脅かす危機に直面しているが、過去150年の間に2度の危機を乗り越え、再生を果たしてきた。抜本的な再生計画によって日本は復活できる。
  • パックス・アメリカーナの終焉に伴い、日本...

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政治・経済, グローバル, コンセプト・トレンド
著者
ページ数
308ページ
出版社
東洋経済新報社
定価
1,728円
出版日
2016年07月22日
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東洋経済新報社
2050 近未来シミュレーション日本復活 4.2 松尾 美里 2016-09-16
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