なぜ、あの「音」を聞くと買いたくなるのか

サウンド・マーケティング戦略

ジャンル
コンセプト・トレンド, マーケティング
著者
ページ数
344ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
2,592円
出版日
2016年02月11日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら

要約者レビュー

色々な音が身のまわりにあふれているために、音には大きな力があることに気づいていない人も多い。しかし、音のスペシャリストである著者に言わせれば、「ちょうどいいタイミングで聞こえたいい音は1000枚の絵に値する」という。
本書の目的は、一般の人々が音の訴求力をうまく利用して、自分や他人の人生をより豊かにする手法を伝えることにある。そして、満足のいく顧客体験を提供するには、音と静寂をいかにうまく組み合わせるかがポイントとなってくる。ディズニーのテーマパークは、音と静寂のバランスが絶妙に保たれている好例だ。そこで流れる音を聞いた瞬間、ゲストは期待に胸を膨らませる。音だけでなく、ゲストが目にする色彩やキャストのコスチュームといったものすべてが相乗効果を生み出しているのだ。こうした多様な要素がうまくかみ合うと、音は音単体として顧客の耳に残るのではなく、感動的な体験を構成する要素の1つとして作用するようになり、真に満足度の高い顧客体験を提供できる。
しかし残念なことに、すべての企業がディズニーのテーマパークように音を駆使して素晴らしい顧客体験を生み出しているわけではない。著者は、人々が音の訴求力を味方につけることで、人生の目標を達成しやすくなると説き、正しいサウンド・マーケティングが企業に多大なメリットを与える点についても、実例をいくつも挙げながらわかりやすく解説してくれる。音が持つインパクトの大きさを知るのに最適な一冊であろう。 (和田 有紀子)

著者情報

ジョエル・ベッカーマン
作曲家、テレビプロデューサー。音楽・広告業界で数々の受賞歴を誇る。米誌ディテールズが「現代音楽の巨匠フィリップ・グラスと敏腕広告クリエーターのドン・ドレイパーに匹敵する才能の持ち主」と絶賛。サウンド・マーケティング戦略を専門とするマンメイド・ミュージック社の創立者。米誌ファースト・カンパニーが選ぶ「世界で最もクリエーティブなビジネスパーソントップ100」の1人。

タイラー・グレイ
世界最大のPRコンサルティング会社エデルマン、ニューヨーク支店編集ディレクター。米誌ファースト・カンパニーの元編集ディレクター。著書にThe Hit Charadeがある。

評点(5点満点)

総合 (3.7)
革新性 (4.0)
明瞭性 (3.5)
応用性 (3.5)

本書の要点

  • その場にふさわしい音や音楽は、私たちに多くの情報を瞬時に伝え、感情を動かして記憶を呼び起こし、新たな体験を生み出す。この瞬間を著者は「ブームモーメント」と呼んでいる。
  • 音には消費者とブランドをつなげる強力な力...

続きを読むには会員登録が必要です

新規登録 ログイン

ジャンル
コンセプト・トレンド, マーケティング
著者
ページ数
344ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
2,592円
出版日
2016年02月11日
この本の要約をPDFでダウンロード
本の購入はこちら
東洋経済新報社 http://store.toyokeizai.net/books/9784492557686/
なぜ、あの「音」を聞くと買いたくなるのか 3.7 和田 有紀子 2016-09-20
なぜ、あの「音」を聞くと買いたくなるのか 2592

週間ランキング

2
著者:中野 ジェームズ 修一
3
著者:吉田 昌生
4
著者:ジェームズ・アレン著、坂本 貢一 訳
5
著者:アレック ロス 著 依田 光江 翻訳
6
著者:松村 真宏 著
7
著者:大下 英治
9
著者:ユヴァル・ノア・ハラリ 著 柴田 裕之 訳
10
著者:庄司 克宏