なぜ日本企業は真のグローバル化ができないのか

日本版GOM構築の教科書

ジャンル
グローバル, コンセプト・トレンド, 戦略
著者
ページ数
272ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
1,944円
出版日
2015年12月04日
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要約者レビュー

本書は、マネジメントという切り口を通じて、「真のグローバル化」を学ぶための一冊である。
著者の田口 芳昭氏は、経営をグローバル化し、組織変革を成功させるためのマネジメントを、様々な業界に向けて行っている人物だ。グローバル化を進める多くの日本企業は、日本人駐在員に依存した経営モデルをとっている。だが、日本では少子高齢化が進んでおり、このままでは人材を海外に送り続けるのはむずかしい。そのため、グローバル企業は経営モデルを転換させなければならないと著者は断言する。
もちろん、提供する製品・サービス、市場環境によって、課題は変わってくる。しかし、どんなグローバル企業であっても、欧米の経営モデルを模倣するのではなく、日本企業独自の事業軸・地域軸を統括するグローバル本社機能の構築が必要不可欠だ。著者の主張は、シーメンス、BASF、LIXIL、日本板硝子、日本たばこ産業(JT)、京セラ、日立製作所といった、数多くの企業の分析に基づいており、「教科書」を謳うのも納得できる内容となっている。
日本語で書かれたGOM (グローバル・オペレーティング・モデル)に関する書籍は、現時点だとほとんどない。グローバル経営に携わる者にとっては、本書が必読書となるのは間違いないだろう。日本のグローバル企業が行うマネジメントの問題点への指摘、日本と海外のグローバル企業の比較分析、そして日本のグローバル企業はこれからどうすべきなのかという提言など、真のグローバル化をするためのヒントが、ぎっちり詰めこまれた好著だ。 (池田 明季哉)

著者情報

田口芳昭 (たぐち よしあき)
株式会社野村総合研究所 
業務革新コンサルティング部部長
1992年東京工業大学大学院理工学研究科修了、野村総合研究所入社。2001年サンダーバード国際経営大学院MBA in International Management 修了。経営のグローバル化に向けた機能軸強化のためのチェンジマネジメント、クロスボーダーアライアンス・M&A後のPMI支援、企業統合のための業務・IT統合、PMO支援などを、自動車、化学・製薬、食品、商社、金融業界向けに行っている。

評点(5点満点)

総合 (4.0)
革新性 (4.5)
明瞭性 (3.5)
応用性 (4.0)

本書の要点

  • 日本のグローバル企業は、日本人駐在員に依存する経営モデルから脱さなければならない。
  • 海外のグローバル企業の本社は、利益を最大...

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ジャンル
グローバル, コンセプト・トレンド, 戦略
著者
ページ数
272ページ
出版社
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定価
1,944円
出版日
2015年12月04日
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東洋経済新報社 http://store.toyokeizai.net/books/9784492557679/
なぜ日本企業は真のグローバル化ができないのか 4.0 池田 明季哉 2016-10-13
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