高校野球の経済学

ジャンル
戦略, マーケティング
著者
ページ数
225ページ
出版社
東洋経済新報社 出版社ページ
定価
1,620円
出版日
2016年06月10日
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要約者レビュー

現在、日本高校野球連盟には、日本全国高等学校の約85%が加入しており、そのうちの男子高校生の約10%が野球部に所属している。春の選抜高等学校野球大会(センバツ)と、夏の全国高等学校野球選手権大会の試合はすべて全国放送であるNHKで放送されており、高校野球が人気コンテンツであることに疑問の余地はない。
100年以上もの間、国民から愛されつづけられている高校野球の魅力は、実際にプレーを行う高校生だけにあるのではなく、審判や日本高校野球連盟の役割によるところも大きいと著者は主張する。というのも、高校野球は勝敗を争うスポーツでありながら、高校部活動の一部である「教育性」、日本全国の都道府県を巻き込む「文化性」、利益を追及しない「非商業性」と、うまくバランスをとって運営されているからである。そういう意味で、高校野球は、たんなるスポーツという枠を超え、日本文化の1つのあらわれだと見なすこともできるだろう。
本書は、非商業性を謳っている高校野球が実際にどのように運営されているのか、そして日本高野連や審判が高校野球にどのように携わっているのかを、先に述べた4つの性質から、歴史を織り交ぜつつ分析している。
高校野球がなぜ、長期間に渡って絶大な人気を誇るのか。本書を読めば、そのカラクリが手に取るように分かるようになるはずだ。 (杉崎 智美)

著者情報

中島 隆信(なかじま たかのぶ)
1960年生まれ、83年慶應義塾大学経済学部卒業。
現在、慶應義塾大学商学部教授、博士(商学)。
著書:『日本経済の生産性分析』(日本経済新聞社、2001年)。
『大相撲の経済学』(東洋経済新報社、2003年)。
『お寺の経済学』(東洋経済新報社、2005年)。
『オバサンの経済学』(東洋経済新報社、2007年)。
『障害者の経済学(増補改訂版)』(東洋経済新報社、2011年)。
『刑務所の経済学』(PHP研究所、2011年)。
『経済学ではこう考える』(慶應義塾大学出版会、2014年)。
『家族はなぜうまくいかないのか』(祥伝社、2014年)、他。

評点(5点満点)

総合 (3.7)
革新性 (3.5)
明瞭性 (4.0)
応用性 (3.5)

本書の要点

  • 高校野球は、試合内外において、非効率的なスポーツである。
  • 高校野球の魅力の1つである「高校生らしさ...

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ジャンル
戦略, マーケティング
著者
ページ数
225ページ
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定価
1,620円
出版日
2016年06月10日
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東洋経済新報社 http://store.toyokeizai.net/books/9784492314807/
高校野球の経済学 3.7 杉崎 智美 2016-10-25
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