ニュースで学べない日本経済

ジャンル
政治・経済, グローバル, 産業・業界
著者
ページ数
269ページ
出版社
定価
1,620円
出版日
2016年04月15日
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要約者レビュー

著者の大前研一氏は長年ビジネスや経済の情報を発信し続け、日本の改革を訴え続けている人物である。その著者が、昨今の経済トレンドを踏まえて、日本企業、地方、個人がすべきことを、独自の視点から斬り込んでいるのが本書だ。
日本経済の見通しについて、「見えている将来像が世界のどこよりも暗い国」と手厳しい。日本企業は今350兆円を抱えているため銀行から金を借りる必要はなく、低金利の状況でも借入を増やす動きがない。消費者に目を向けると、住宅ローンの金利がこれほど下がっているのに、ローンの貸出残高は増えていない。この原因は、日本人の消費に対する心理が相当冷え込んでいるからである。そんな日本企業、日本人に、20世紀にもてはやされた経済論を振りかざしても市場がうまく回るはずがない。企業や消費者の心理、という本質的な部分を見誤っていることに、アベノミクスがうまくいかない理由がある、というのが著者の見立てである。
著者は、多くのビジネスパーソンや経営者を対象にさまざまなセミナーや講義をおこなっているが、一貫したテーマは「グローバル」だ。なぜいつまでも日本経済が上向かないのか、世界で起こっている多様な事例とその影響は何か、それと比べて日本はなぜ良くならないのか、低迷する日本の処方箋は何か。そのような多角的な視点が、ビジネスを進めていくうえで必要だからである。激流渦巻く世界経済の中で、日本が、自社が生き残るヒントがどこにあるのか、本書の中から探り当ててほしい。 (下良 果林)

著者情報

大前 研一(おおまえ・けんいち)
1943年、福岡県若松市(現北九州市若松区)生まれ。早稲田大学理工学部卒業。東京工業大学大学院原子核工学科で修士号、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。経営コンサルティング会社マッキンゼー&カンパニー日本社長、本社ディレクター、常務会メンバー、アジア太平洋地区会長等を歴任。94年退社。96~97年スタンフォード大学客員教授。97年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院公共政策学部教授に就任。現在、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長。オーストラリアのボンド大学の評議員(Trustee)兼教授。また、起業家育成の第一人者として、05年4月にビジネス・ブレークスルー大学大学院を設立、学長に就任。2010年4月にはビジネス・ブレークスルー大学が開学、学長に就任。02年9月に中国遼寧省および天津市の経済顧問に、また10年には重慶の経済顧問に就任。04年3月、韓国・梨花大学国際大学院名誉教授に就任。『新・国富論』、『新・大前研一レポート』等の著作で一貫して日本の改革を訴え続ける。

評点(5点満点)

総合 (3.5)
革新性 (3.5)
明瞭性 (3.5)
応用性 (3.5)

本書の要点

  • 日本企業が活路を見出すには、「人口ボーナス期」にある新興国に注目すべきだ。特に、6億人規模となる東南アジアの新しい経済共同体AECには、期待が高まっている。
  • モノが広く普及していても、その使用頻度は...

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政治・経済, グローバル, 産業・業界
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269ページ
出版社
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1,620円
出版日
2016年04月15日
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ニュースで学べない日本経済 3.5 下良 果林 2016-11-02
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