誰が音楽をタダにした?

巨大産業をぶっ潰した男たち

ジャンル
グローバル, 産業・業界, マーケティング, IT
著者
ページ数
365ページ
出版社
早川書房 出版社ページ
定価
2,484円
出版日
2016年09月25日
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要約者レビュー

いつから音楽は無料になったのか。日本の場合、WinMxやWinnyの登場あたりからという答えになるだろうし、アメリカにおいては、多くの人がナップスター以降と答えることだろう。だが、そもそもそういったファイル共有サイトが立ち上がる前から、音楽ファイルはインターネット上を漂っていた。
ファイル共有サイトのヘビーユーザーであった著者は、それらが一体どこから来たものなのか、突き止めたいという衝動に駆られた。その結果、生まれたのが本書だ。著者は、音楽がタダになった理由として、(1)音楽の圧縮技術の向上、(2)音楽リークグループの出現、そして(3)広告収入という新しいモデルの登場を挙げている。この3つの物語が混じり合い、いくつもの謎解きと冒険が錯綜する本書は、まるでアドベンチャー小説のようですらある。すでに映画化も決まっているという話にも納得だ。
また本書には、90年代からゼロ年代のアメリカの主要アーティストたちの名前が次々と出てくる。音楽ファン以外が読んでも間違いなく面白い1冊だが、洋楽(特にラップ)ファンだと、ニヤリとさせられる場面も多いだろう。
CDが売れなくなった時代において、音楽産業ははたしてどこに向かおうとしているのか、そしてなぜそこに向かわなければならなくなったのか。本書を読んでいけば、その答えの一端が見えてくるはずだ。 (石渡 翔)

著者情報

スティーヴン・ウィット (Stephen Witt)
1979年生まれ。ジャーナリスト。シカゴ大学卒業、コロンビア大学ジャーナリズムスクール修了。シカゴ及びニューヨークのヘッジファンドで働いたほか、東アフリカの経済開発に携わる。『ニューヨーカー』などに寄稿。

評点(5点満点)

総合 (3.7)
革新性 (4.0)
明瞭性 (4.0)
応用性 (3.0)

本書の要点

  • mp3は技術的にすぐれていたものの、長い間mp2の後塵を拝していた。しかし、一般消費者がmp3ファイルを気軽に作れるようになったことで、mp3は音楽の新しい流通方式を生みだした。
  • ほとんどすべての話題のアルバムをネット上...

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グローバル, 産業・業界, マーケティング, IT
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ページ数
365ページ
出版社
早川書房 出版社ページ
定価
2,484円
出版日
2016年09月25日
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誰が音楽をタダにした? 3.7 石渡 翔 2016-11-29
誰が音楽をタダにした? 2484

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