日本酒ドラマチック

進化と熱狂の時代

ジャンル
産業・業界
著者
ページ数
448ページ
出版社
定価
1,944円
出版日
2016年05月26日
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要約者レビュー

今、日本酒がブームだ。
全国各地で毎週のように日本酒イベントが開催され、若い女性も多く押しかけている。街では日本酒を売りにする飲食店が次々オープンしており、外国でも日本酒熱は高まっている状況だ。だが、少し前まで、日本酒といえばオヤジの酒、古い酒というイメージだったし、売り上げも右肩下がりの時代が続いていた。そんなイメージを払拭し、新しい日本酒ブームを造りだしたのが、主に1970年代半ば以降に生まれた酒蔵の後継者たちである。
著者は、そんな彼らを10年以上にわたって追いかけてきた、筋金入りの日本酒好きジャーナリストだ。若き蔵元たちが様々な困難の中、理想とする味を追い求める様を見事に描きだした本書には、日本酒に興味がない人であっても、読ませるだけの力が十分に備わっている。
また、蔵元だけでなく、日本酒のもととなる種麹の造り手や酒米農家、さらには木桶造りの職人への取材もしっかりと掲載されているのも好印象だ。本書を読むだけでも、1つの酒ができあがるまでに、実に多くの人が関わっているとうかがい知ることができるだろう。
良質な日本酒のガイド本としても、ぜひ手元に置いておきたいぐらい秀逸な一冊である。日本酒に少しでも興味があるのなら、本書を手に取らない理由はない。 (石渡 翔)

著者情報

山同 敦子(さんどう あつこ)
食と酒のジャーナリスト。JSA認定ソムリエ、SSI認定唎酒師。長野県原産地呼称管理制度における日本酒および焼酎官能審査委員。薩摩大使。東京生まれ、大阪育ち。上智大学文学部卒業。新聞社、出版社を経て、酒蔵を訪問したことがきっかけでフリーランスに。以後、「土地に根付いた酒」をテーマに、全国の日本酒蔵、焼酎蔵、ワイナリーなどの取材を続けている。『dancyu』『サライ』ほか多くの雑誌で執筆。著書に『愛と情熱の日本酒――魂をゆさぶる造り酒屋たち』(ダイヤモンド社、ちくま文庫)、『旨い! 本格焼酎 匠たちの心と技にふれる旅』(ダイヤモンド社)、『ヴィラデストワイナリーの手帖』(新潮社)、『至福の本格焼酎 極楽の泡盛 厳選86蔵元』(ちくま文庫)、『こどものためのお酒入門』(イースト・プレス)、『めざせ! 日本酒のお酒入門』(イースト・プレス)、『めざせ! 日本酒の達人 新時代の味と出会う』(ちくま書店)、『極上の酒を生む土と人 大地を醸す』(講談社+α文庫)などがある。

評点(5点満点)

総合 (4.2)
革新性 (4.0)
明瞭性 (5.0)
応用性 (3.5)

本書の要点

  • 酒造りは、日本酒が好きなだけでは続かない、厳しい仕事である。だからこそ、従業員がモチベーションを保つように配慮することが肝要だ。(「而今」)
  • 酒造りは表現であり、平凡であることは悪で...

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ページ数
448ページ
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定価
1,944円
出版日
2016年05月26日
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講談社 http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062199322
日本酒ドラマチック 4.2 石渡 翔 2016-11-30
日本酒ドラマチック 1944

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