私が普段心掛けているのは、知識のインプットの際、どうアウトプットするかを意識することです。「自分が分かっていること」と「他者に伝えられること」の間には、どうしようもないギャップがあります。
その二つを架橋するのは「具体例」です。ある一言に対して「たとえば、」と二の句が継げるか。その具体例は、話題になった小説のワンシーンでもいいし、新曲の歌詞でもいいし、古い映画のプロットでもいい。
では、それらとどこで出会うのか?
Twitterはそんな知識と出会うための「窓」として使うことができます。哲学者、作家、ミュージシャン、映画監督、編集者など、フォローする人をきちんと選べば、タイムラインは一つの「サロン」となります。アウトプットを意識してTwitterを眺める。今すぐには使えなさそうだけど、いつか使えるかもしれないからと蓄えておく、つぎはぎの知識。そんな「ブリコラージュ」としての知識がアウトプットを支えるのです。