いつもは読まない本を出来るだけ手に取るようにお勧めします。
と言っても、大雑把すぎて、どんな本を読んで良いのか分からないことでしょう。そこで、まずは仕事に紐づけて読んでみて下さい。
私は書店の外商部で仕事をしており、講演会やイベントでの書籍の出張販売の依頼を受けています。このコロナ禍では流石に減りましたが、昨年までは月に3件ほど、年間で40数件の依頼に足を運びました。介護福祉系の講習会から、絵本作家の読み聞かせまで、その内容は様々ですが、必ず講師や関連書を一冊読んでから出向くようにしています。現在は、地元のラジオ局や新聞の県内版で書籍の紹介をする機会が増えたこともあり、いつもの読書は小説が中心になっています。
その中にあって、仕事のご縁で普段読まない本を手に取ることは、知見の広がりに繋がっています。
たとえば、営業職で、ビジネス書しか読まない方であれば、まずは何らかの企業小説を読んでみる。次に、そこに登場している業界の内情を描いたノンフィクションを読んでみる。さらに、その著者の別の著書も読んでみて、また違う業界にも触れてみる……。
といったように、いつもは読まないジャンルの本を手に取り、転がして読んでいくうちに、視野が広くなっていくはずです。
ぜひ試してみてください。