ビジネスワークアウト
自分の〇〇を疑う
村本篤信
PEOPLE
ライター・編集者
村本篤信
1972年大阪府生まれ。都立国立高校、一橋大学社会学部卒業。大日本印刷に入社後、フリーのライター、編集者に転身。主な編集・ライティング担当作は『3000円投資生活』シリーズ(横山光昭)、『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』(小澤竹俊)ほか手がけた書籍は累計250万部以上。また90年代よりホラー系ドラァグクイーン「エスムラルダ」としての活動をはじめ、各種イベントでの司会やドラァグショー、コラム連載などを行う。

思想思考が偏らないよう、ニュースでもツイッターでも、できるだけいろいろな意見を見聞きするようにしています。たとえば選挙の際、ツイッターを見ていて「政治に関心を持つ人増えたな」「今回は投票率高そうだな」と思ったのに、実際には「投票率が低かった」ということが、過去にありました。

あるいは、数カ月前に起こった草津町議のリコール事件などをみても、町長や町議会を問題視する意見、町議を問題視する意見など、真逆の見方、真逆の情報があります。物事の一面だけ見て、「許せない」「かわいそう」といった感情に流されると、判断を誤ってしまうおそれがあるので、できるだけ冷静に、さまざまな見方、さまざまな情報を集めたうえで物事を判断し、情報が不十分でないときには判断を保留するようにしています。

特にツイッターは、自分の考えに近いフォロワーが集まったり、検索によって自分の考えに近い意見を集めたりしやすいので、どうしても「自分の考え方の正しさ」を補強する装置になってしまいがち。

「自分の考え方を疑う」「自分と異なる考えを持つ人が世の中にたくさんいるということを常に忘れない」ということは、成長するためにも道を誤らないためにも、あるいは社会のニーズをつかむためにも大事なことではないかと思っています。

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