「比較する」ことですね。
たとえば私は梨が大好きなんですが、梨って幸水、長十郎、新高、豊水、二十世紀など、色々な品種がありますよね。以前はどれを食べても「おいしい」という感想しかもてずにいた。ところが、梨狩りに行ってその場で食べ比べをしたところ、それぞれの品種の味の差がはっきりわかったんですね。食感や甘さのタイプの違いなど、それぞれの個性がわかり、自分にとっての「おいしい梨」の定義が明らかになります。
ラーメンでもペンでも何でもいいので、好きなものを同時に10種類くらい試して、比較し、「マイベスト3」をつくってみる。すると、なんとなくしかわからなかった「自分の好み」が見えてきます。
比較は、企画や商品・サービス開発など、「魅力を見つける」という局面においても有効です。商品やサービスの魅力をより具体化し、人に届けやすくなります。