これからの時代を生き抜くための5冊。
すでに訪れている新時代に備えよう

OlgaSalt/iStock/Thinkstock

シンギュラリティ(技術的特異点)という言葉がバズワードとなった昨今。

たしかにテクノロジーの進歩はめざましく、私たちを取り巻く環境は近い将来、大きく変わることになるでしょう。

当然、それにともない、私たちの生き方も多かれ少なかれ刷新されることが予想されます。

そこで今回は、来るべき未来がどのようなものか、そしてそのなかで私たちはどう生きるべきかを示した、まさに「今だからこそ読むべき」書籍をご紹介いたします。

未来はけっして白地図ではなく、すでにその輪郭は浮かびあがっています。

それをつかむかどうかは、あなた次第です。

9プリンシプルズ
9プリンシプルズ
著者
伊藤穰一 ジェフ・ ハウ 山形浩生(訳)
出版社
早川書房

これからの「指針」が知りたいのなら、尋ねるべきは時代の最先端に立ち続けている人です。ということで、最初に紹介させていただくのがこちら。日本人ではじめて、イノベーションの震源地であるMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボの所長となった伊藤氏が、その哲学を語り尽くしています。 本書を読めば、「権威より創発」「プッシュよりプル」「地図よりコンパス」「安全よりリスク」「従うより不服従」「理論より実践」「能力より多様性」「強さより回復力」「モノよりシステム」という9つの原則が、なぜこの時代において重要なのか、はっきりと理解できるようになるでしょう。 また、MITメディアラボでいま何が注目され研究されているのかを知るうえでも有用な一冊です。

2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方
2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方
著者
藤野貴教
出版社
かんき出版

「人工知能(AI)が人間の仕事を奪っていく」と言われてすでに数年が経過していますが、そもそも人工知能時代において、「地に足をつけた働き方」とはどのようなものなのでしょうか。 本書は、仕事を「営業・接客系」「製造系」「技術系」「事務・管理系」の4つに分類し、人間とAIはこれからどのように協働していけばいいのかを、ケース別にわかりやすく解説しています。人間がより楽しく働くための道筋が示されているため、読むだけでもワクワク感が高まってきます。 人工知能時代を生きるために何が必要なのかを知りたければ、本書をお読みいただければと思います。

日本3.0
日本3.0
著者
佐々木紀彦
出版社
幻冬舎

こちらも副題に「2020年」と銘打たれておりますが、より日本の文脈にフォーカスが当てられた内容となっています。それもそのはず、本書は日本の未来を担う人々に向けて書かれた「応援歌」だからです。 東京五輪に向けて盛り上がりつつある日本ですが、東京五輪を境に日本の成長は翳りを見せるーーNewsPicksの編集長である著者はそう考えています。しかしそんな時代だからこそ、若手にとっては新たなステージを駆け上がるチャンス。変わりゆく日本を牽引するための心得とめざすべきリーダー像が描かれています。

超監視社会
超監視社会
著者
ブルース・シュナイアー 池村千秋(訳)
出版社
草思社
テクノロジーの進歩がバラ色の未来をもたらすかどうかは、現代に生きる私たちにはわかりません。とはいえ、いかにポジティブな未来像を思い描くにせよ、『一九八四年』のようなディストピアが訪れる可能性については、常に注意を払う必要があります。 本書が明らかにするのは、ある意味で私たちがすでに『一九八四年』の世界に生きているという事実です。私たちは「監視」されています。それによって何が脅かされており、どのように対抗していけばいいのか。インターネット時代における「危機管理」を捉えるうえで、実にすぐれた手引書です。
未来政府
未来政府
著者
ギャビン・ニューサム リサ・ディッキー 稲継裕昭(監修) 町田敦夫(訳)
出版社
東洋経済新報社

最後は政治や行政の「これから」のあり方を示すものを。 本書は現役のカリフォルニア副知事によって書かれた、とにかくエキサイティングな一冊です。政府とテクノロジーの間の「溝」を埋めるために何をすべきなのかを指摘しつつ、実際に行動に移してみて、どういうフィードバックが得られたのかが端的に綴られています。 日本の行政システムのあり方を考えるうえで、本書の知見は大いに参考になるでしょう。機能不全の組織を変えるには、システムを変えるしかない。そう確信させてくれる一冊です。

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文責:石渡 翔 (2017/08/09)
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