
フライヤーが主催するオンラインコミュニティflier book laboでは、さまざまな会員限定コンテンツを提供しています。その魅力をちょっとだけ体験していただける、無料のランチタイムセッションが2021年12月14日に開催されました。
ゲストスピーカーは、flier book laboでパーソナリティを務め、オンライン講座「flier book camp」で講師を務めてくださる予定の、越川慎司さんです。805社17万人の働き方改革を支援してきた越川さんが担当する講座は、題して「トップ5%社員・リーダー増殖プログラム」。参加者は、トップ5%社員・リーダーの行動習慣を実践に移し、その成果や改善ポイントを持ち寄ります。
今回のセミナーでは、株式会社フライヤー アドバイザー兼エバンジェリストの荒木博行さんのファシリテーションで、プログラムの内容を先取りしてご紹介いただきました!






今回のオンライン講座「flier book camp」では、越川さんたちが発見した5%社員・リーダーの成功原則を参加者に試してもらって、自分なりのアレンジを加えてもらったうえで、世の中に展開していくチャレンジだと理解しています。
越川:おっしゃるとおりです。トップ5%社員・リーダーになるための講座ではなく、成功原則をマネして、スマートに成果を出す行動実験とでも言えばいいでしょうか(笑)。
再現性が高く成果の出やすい法則を厳選したので、参加者のみなさんには、ぜひ生産性アップを体感してもらいたいですね!
わくわくしますね。具体的に「成果の出やすいもの」の例を挙げていただけますか?
越川:トップ5%社員・リーダーに共通していたのは、少なくとも2週間に1回、15分程度の内省タイムを設けていたことです。これは、一般社員と比較すると9倍以上でした。内省を通してムダを見つけ、取り除いていたんですね。
たとえるなら、内省は体重計に乗ること。ムダな行動を取り除くのは、贅肉を落とすために生活習慣を変えることでしょうか。少ない時間でより大きな成果を出す、“more with less”の考え方の重要性がわかる調査でした。
「flier book camp」は、2022年1月に開講し、毎月1回、2時間のセッションを4回行います。DAY1からDAY4までをどのように設計されているか、ご説明いただけますか。
越川:こちらの図をご覧ください。

開講は1月。「これもやりたい、あれもやりたい」と、アクションがどんどん増えてしまいがちなタイミングだからこそ、プログラムを通して“more with less”の勘所をつかんでもらいたいですね。
越川:まさに。講座は4月で終了しますが、4月というと、仕事で新たなことを始めることの多いタイミング。新年度の目標設定や新規プロジェクトに役立つこと間違いなしです!
もう少し、5%社員・リーダーの行動習慣について聞かせてください。
越川:調査によると、組織に属する人たちは、1週間のおよそ43%を社内会議に使っていることがわかりました。ここでは、社内会議を効率化する行動習慣についてお話ししましょう。
たとえば「口角を2センチ上げる」。AIの感情分析では、管理職世代の真顔は「怒っている」と判断されます。僕自身も、少し気を抜くと眉間にシワがよってしまうんですけどね。
調査では、管理職世代が「怒っている」「不機嫌」と捉えられかねない表情をしていることによって、周囲が過剰な気遣いをし、過度に手が込んだ資料を準備したり、会議時間がのびたりしていることがわかりました。
そこで大手企業2社で「管理職の口角を2センチ上げる」実験をしたところ、会議の発言数が1.2倍になり、会議時間は8%減ったんです。
すごい成果! 管理職が口角を上げることで、周囲が忖度しなくなり、無駄な資料作成や会議が削減できたんですね。
越川:とはいえマスクをしていると、たとえ口角が上がっていてもそれが伝わりません。そこでトップ5%リーダーの行動を観察すると、3.5~4センチほどの、深いうなずきを多用していることがわかりました。これなら表情が見えにくくても、怒っていないことが伝わりますよね。
荒木:みんな、気を遣っているんですね……。管理職がムスッとしていると「怒っていないだろうか」「言葉が足りなかったかもしれない」など、周りはいろいろ妄想してしまいますもんね。
越川:そうなんですよ。その結果、無駄な作業が生まれてしまいます。
社内会議では「冒頭2分間だけ雑談する」も効果的です。これをルール化して実験したところ、会議の発言者数は1.7倍、発言数は1.9倍に増えたのに、予定よりも早く会議が終わる確率は45%も上昇しました。空気をあたためることの重要性がわかりますよね。
本当にそうですね。雑談で気をつけるポイントはありますか?
越川:「参加者との共通点を見つける雑談」をめざすこと。おすすめのテーマは飲食です。「お昼なに食べた? なんだよみんな炭水化物かよ!」と言うだけで場が和み、心理的安全性が担保されて、会議運営もうまくいくはずです。
荒木:それくらい抽象度の高い共通点なら、なんとか見つけられそうです(笑)。
越川さんは「flier book camp」をどんな方に受講してもらいたいですか。
「頑張っているけどなかなか成果につながっていない人」と「組織内で孤軍奮闘している人」ですね。自分だけではなく、組織を改革する方法も学ぶので、DX責任者や働き方改革の責任者などにもぜひ参加していただきたいと思います。
グループみんなで楽しみ、刺激し合いながら行動実験しましょう!
みんなでワイワイ楽しくやるのがポイントですよね。越川さん、今日はありがとうございました!






越川慎司(こしかわ しんじ)
国内通信会社および外資系通信会社に勤務などを経て、2005年にマイクロソフトに入社。業務執行役員としてPowerPointやExcelなどの事業責任者。2017年に働き方改革を支援する株式会社クロスリバーを創業。メンバー全員が週休3日・テレワーク・複業を実践しながら、約17万人の行動履歴を調査・分析。これまで述べ800社以上に改革人材の育成講座や管理職教育プログラムを提供。
著書17冊。『AI分析でわかったトップ5%リーダーの習慣』、『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』(共にディスカヴァー・トゥエンティワン)など。
荒木博行(あらき ひろゆき)
株式会社学びデザイン 代表取締役社長、株式会社フライヤーアドバイザー兼エバンジェリスト、株式会社ニューズピックス NewsPicksエバンジェリスト、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 客員教員、武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所客員研究員、株式会社絵本ナビ社外監査役、株式会社NOKIOO スクラ事業アドバイザー。
著書に『藁を手に旅に出よう』(文藝春秋)、『見るだけでわかる! ビジネス書図鑑』『見るだけでわかる!ビジネス書図鑑 これからの教養編』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『世界「倒産」図鑑』『世界「失敗」製品図鑑』(日経BP)など。Voicy「荒木博行のbook cafe」毎朝放送中。