【大嶋祥誉の推し本】『マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる』
マインドフルネスで自分のOSをアップデートせよ

2020年5月からはじまりました、フライヤーが主催するオンラインコミュニティflier book labo。さまざまな地域、年齢、職種のメンバーが、書籍の要約から得た気づきや学びを語り合います。

コミュニティの目玉の1つに、オンライン上で書籍について語り合う読書ワークショップ「LIVE」があります。第5弾のゲストスピーカーは、センジュヒューマンデザインワークスの代表であり、エグゼクティブコーチ、人材戦略コンサルタント、作家、TM瞑想教師などさまざまな肩書を持つ、大嶋祥誉さんでした!

大嶋さんがおすすめする一冊は、『マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる』(かんき出版)。マインドフルネスをいかに組織に取り入れるか、そしてマインドフルネスによって組織にどのような影響がもたらされるのか、データや事例をもとに読み解く一冊です。ご自身も瞑想歴27年でTM瞑想教師としても活躍されている大嶋さんに、本書の魅力をお聞きしました。

組織におけるマインドフルネスの効用

ウィズコロナの時代においては特に、組織の中でマインドフルネスを実践する意義が増していると感じています。

私が教えているTM瞑想(超越瞑想)は、マインドフルネス瞑想とはまた違ったものです。ですが本書を読んで、マインドフルネス(※注:『マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる』では、「今をあるがままに注意を向けている状態」と定義されている)であることがいかに個人の能力を高め、人格をも成長させるかということに共感しました。実際、TM瞑想でも実践していくと、自然と楽に誰でもマインドフルネスの状態になり、心が安定し、集中力もアップし、人格的にも進化する、つまり、成熟していくことがわかっているからです。

マインドフルネスの力によって、優秀なリーダーがよりレベルの高い人材になり、チームの心理的安全性を担保できるようになる。その結果、みんながより楽しく、ハッピーに成果を出せるようになる。私自身も様々な組織でTM瞑想によるマインドフルネス研修を実施していますが、同様な効果を感じています。マインドフルネスは、成果を出すためだけでなく、人生をよりハッピーに、意義あるものにしていくためにも有効なものだと再認識しました。

マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる
マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる
荻野淳也
かんき出版
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マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる
マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる
著者
荻野淳也
出版社
かんき出版
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トレーナー選びは慎重に

瞑想に興味を持ったら、まずは学んでみることをおすすめします。このときはぜひ、適切なトレーニングを受けた人と一緒に取り組むことを大切にしてほしいと思います。

筋トレをはじめるときのことを思い浮かべてみてください。きっと、パーソナルトレーナーに教わろうとするのではないでしょうか。身体や筋肉のことを深く理解していて、適切に指導してくれるからです。

瞑想も同じ。心の繊細な部分を扱うものだからこそ、瞑想の知識をもち、正しく指導できる人から学びましょう。

スマホをオフにして“Quiet time”をもつ

瞑想以外でも、毎日の生活の中に、“Quiet time(静かな時間)”をもつことをおすすめします。私の“Quiet time”は、朝・夕20分間のTM瞑想。静かに瞑想して、自分の内側にもぐる時間を確保するようにしています。

ほかには、たとえば、音楽やテレビなどをオフにして目を閉じ、静寂さを味わってみる。公園などの木々の近くで静かに座り自然を感じてみる。あるいは、朝起きたら、外の静かな場所で太陽の光を浴びながら深呼吸を数分してみる。

また、「歩く瞑想」、散歩もおすすめです。何も意識しないでただ歩き、自然や太陽を感じること。水泳やランニングに没頭するのも、瞑想に似た効果が期待できます。

今はなかなかできませんが、スマートフォンをオフにして自然の中で過ごす「リトリート」に挑戦するのもいいですよね。そこまではいかずとも、意図的にノイズをシャットアウトする時間をもつこと。「通勤中はスマホを見ない」など、時間を決めておくといいでしょう。

自分なりの五感に静けさを与える“Quiet time”を持つと、瞑想に似た効果が期待できます。五感が鋭敏になって心に静けさが広がり、揺るぎない感覚が生まれてくるのを感じる方もいると思います。

瞑想タイムを固定する

瞑想を習慣化するには、時間を決めるのがいいでしょう。TM瞑想では、朝・夕の時間を瞑想に当てることを推奨しています。朝に瞑想をしてすっきりして、夕方の疲れてきたころにまた瞑想でリフレッシュする。朝、歯を磨いた後は瞑想タイムにするなど、今までの習慣と紐づけてやってみると、習慣化しやすいと思います。

「仕事が立て込んでくると、瞑想の優先順位が落ちてしまう」というお悩みをよく聞きます。でも私は、そんなときこそ瞑想を優先順位の一番上に置いてほしいと思っています。

なぜなら、瞑想をすると頭の中が整理整頓されて、重要なことにフォーカスできるようになります。その結果、やらなきゃいけないと思っていたことが100あったとしても、その中で本当に重要な10のことを自然と選び取れるのです。時間の使い方にムダがなくなり、結果、時間に余裕が生まれ、自由な時間が増えたと感じることも多くなります。

瞑想をすると、認知(視野と視座が広がる)が変わり、実は時間とは無限であると感じるようになります。「忙しい」「時間がない」という感覚はあくまで相対的なもの。瞑想を通して、実は時間は有限のようで無限で、伸び縮みするものであること、きわめて主観的な概念であると感じると思います。

「マインドフルネス」に挑戦すれば、すべてが変わる

新型コロナウイルスの感染拡大によって、瞑想などのマインドフルネスになる方法にますます注目が集まっています。多くの人が未曾有の危機に直面して、「今までの延長線上にいてはまずい、変わらなければ」と感じ、「瞑想なら答えを見出せるのではないか」と考えるからでしょう。

そんなとき、瞑想によってマインドフルネス(=マインドフルネスの状態になること)に挑戦するのは理にかなっています。なぜなら、今ここにある状態になることは、計り知れない効果を心や身体にもらたし、この効果は科学的にも証明されているからです。

実際、瞑想は脳にもいい影響があることがわかっています。たとえば、心が安定し、イライラすることが少なくなります。

つまり、瞑想を通じてマインドフルネスになるとは、いわば自分のOS(operating system)をアップデートすること。瞑想でマインドフルネスに挑戦することで、すべてを変えることができます。

言い換えれば、瞑想とは自分という植物の「根」に水をやる行為といえます。植物を育てたいとき、まずは根に水をやりますよね。それと同じで、効率的に自分を変えたいなら、まずは瞑想を学んでみてはいかがでしょうか。

マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる
マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる
荻野淳也
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マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる
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著者
荻野淳也
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【編集後記】
大嶋さんはflier book laboで、「進化する自分らしさ」という音声コンテンツを配信してくださっています。今回のお話を伺って、「瞑想をして、マインドフルネスになることは植物の根に水をやる行為。瞑想してマインドフルネスになることに挑戦するだけですべてが変わる」というコメントが印象的でした。

『マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる』を通して、マインドフルネスとはどのような状態なのか、自分の日常生活や、今属している組織にマインドフルネスを取り入れるにはどうすればいいのかを考えるきっかけとしていただければ幸いです。

LIVE第6弾以降も、さまざまなゲストスピーカーがおすすめの本を紹介してくださいます。お楽しみに!

大嶋祥誉(おおしま さちよ)

センジュヒューマンデザインワークス代表。エグゼクティブコーチ、人材戦略コンサルタント、作家、TM瞑想教師。著書「マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書」など累計30万部突破。最新刊「マッキンゼーで学んだ感情コントロールの技術」「究極の瞑想」。オンラインサロン「ギフト」主催。「限界突破クラブ」共催。

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文責:庄子結 (2020/10/12)

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