やってのける
ハイディ・グラント・ハルバーソン,児島修(訳)
大和書房
今週の第1位は、
『やってのける』でした! 「どうすれば目標を達成できるのか」という課題は、誰しも抱えているものです。目標達成力を高めるうえで、多くのヒントが見つかる一冊です。
多田翼さん(@tsubasatada)の学びメモ
目標達成ができるかどうかを個人の資質ではなく、仕組みややり方で解決できるという考え方で書かれている本。参考になった考え方は目標達成のための 「なぜ」 と 「何」 を分ける考え方。なぜとは、その目標を達成する自分の目的やモチベーション。何とは具体的にやること。なぜは抽象的、何は具体的に落とし込める。
いずれもポイントだと思うのは、大きすぎる場合は分解をしていて解像度を高めていくこと。そのプロセスで抽象的だったものが具体的になっていく。具体から抽象に上げるやり方もある。目の前のことに視野が狭くなった時に抽象度を上げて俯瞰すると、例えば元々の 「なぜ」 に立ち返ることによって目標達成の改めての意欲が湧いてくる。
荒木博行さん(@hiroyukiaraki)の学びメモ
習慣化するってことは、敢えて意味を問うことをやめてひたすらやり続けるということでもあるから、一長一短あることだよね。
意味を徹底的に考えて、習慣を決める。そして一旦決めたらひたすら機械のようにやり続ける。そして、時としてまたその意味を疑う。
常に疑っていたら何もできないし、常に思考停止でもいけない。 このバランスが大事ですね。
この本は、その具体(何を)と抽象(なぜ)の思考のバランス論が書かれていて面白い。
みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史
日経コンピュータ,山端宏実,岡部一詩,中田敦,大和田尚孝,谷島宣之
日経BP
みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史
著者
日経コンピュータ山端宏実岡部一詩中田敦大和田尚孝谷島宣之
第2位は話題作
『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史』でした。「IT業界のサグラダファミリア」と揶揄されていた、みずほフィナンシャルグループのシステム統合。悲願達成までの道のりは、決して平坦なものでなかったことが伺えます。
OKYNさん(@okayan)の学びメモ
ITプロジェクトの成功 = 経営者の決断 × 過去トラ
過去に自社でもシステム導入に対しての苦い経験を聞いていたため、非常に納得してしまいました。
数年前まではITプロジェクトというと、インフラ整備と考えがちで、PCのOS変更に合わせて定期的に進める守りのアプローチと思っていました。
守りになってしまうと、投資を極力少なくする方向に進んでしまうので、経営者の決断は非常に重要と考える。
一方で、要約にもあるように過去の重大なトラブルをきっかけにプロジェクトが加速することもある。
IT業界のサクラダファミリアと言われても、最後まで成し遂げたことは本当に素晴らしい。
先週第1位だった
『新装版 目からウロコのコーチング』が、今週も第3位と好位置をキープしました。「コーチング」の概要を知っておきたい、実践してみたいという方にぜひ。
ひろしさん(@kajikaji0703)の学びメモ
★所感
人を育てることの難しさ。リーダーのような仕事をしてるとつくづく感じます。
チーム、組織としてのアウトプットを高い生産性で達成するために、自身が正しいと思う方法に意図的に、時として強引に誘導してしまうことが多いです。でもそうやっているといつまでたっても成長せず、同じようなレイヤーにとどまってしまう。仮に間違ったやり方に見えても、その人なりの論理が内在しており、それを理解して可能な限り伸ばしてあげることが、短期的には生産性が低下しても長期的にはアウトプットに繋がるのだろうな。。と改めて感じました。
★なるほどポイント
・ひとは他人から命令されたときではなく、自分で「答」にたどりついたときに前進できる
・コーチングの大きな目的の一つは、ひとの潜在している能力を引き出すということにある
・承認する場合は、Iメッセージを使うとよい
・コーチングでは、「思ったことをしゃべる」のではなく、「しゃべりながら自分の考えに気づく」ということをしている
・コーチは自分がもっている答や選択肢を優先せず、相手がベストな答をもっていると信じ続けなければならない
以上、2020年8月30日~9月6日のベスト3&学びメモを紹介させていただきました。次週もお楽しみに!