
今週は、良好な人間関係を構築、保持するために役立つ良書が上位を占めました。 1位と2位の本はそれぞれ、職場での上司と部下、家庭での親と子という関係性の違いはありますが、じっくりと話を聴くことで相手(部下、子ども)がやる気を出す、つまり自立的に考えて行動するようになる秘訣がぎゅっと詰まっています。 4月から新年度という企業や、子どもの入園・入学を迎えるご家庭も多いかと思います。対人関係がうまくいっている方もそうでない方も、部下や子ども、そして内面の自己との向き合い方を見つめ直してみては?


今週の1位は『できる上司は会話が9割』でした! 「困った部下が戦力に変わる」という夢のようなテクニックを教えてくれる著者はコーチング歴10年超のベテラン。部下からの相談には解決策を与えず自分で考えさせよう、「ほめて育てる」昨今のトレンドとは一線を画して「心からほめたい時だけほめよう」と説きます。1on1ミーティングでは部下の話に傾聴することの重要性を強調するなど、上司と部下の望ましい在り方を、シチュエーションごとに分かりやすく描き出しています。コロナ禍で対面によるコミュニケーションが難しい今こそ、部下とのやり取りを有意義な時間にするためのノウハウが凝縮された1冊です。
人は潜在的に承認されたい、聞いてもらいたいという気持ちを持っている。
アドバイスすると話が長くなるし、解決策を出してしまうことにもなるので、傾聴と間の手を上手く使い、相手に話させる環境を作るのが大事。
これは営業でも同じだなぁ。
つい口を出してしまう。まさしくその通り。ただ冷静になってみれば仕事ができる上司として見てもらいたいだけだったと気がついた。結論、自分も成長していかなければ部下を育てる事は難しい。


2位は『モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て』がランクインしました。上司が部下に接するテクニックをまとめた1位の本に対し、こちらは子どもの「今やりたい」気持ちを叶えられる環境づくりなど、親の育児の悩みを解決するヒントが満載です。大人が経験則でうまいやり方を教えるのではなく、子どもが自分で間違いに気づく瞬間を「待つ」「見守る」ことが重要と言います。育児も社員教育も、相手の成長を信じて見守る姿勢が大切なようですね。
1歳3か月のわが子を持つ身としては、これから差し掛かるステージに関して学びの多い内容でした。子供とのコミュニケーションに関して、大人の感覚で結構短絡的な対応をしてしまうことが多いと思うのですが、相手の身になって考えるのが大事なんだなと。会社でも相手の論理を尊重して聞く傾聴が大事ですが。。(難しい)子供の場合でも、同じなんだな。子供の場合より大きく大きく前提が異なるので難しいところもあるけど。やってみよう。そう思える内容が満載でした。


第3位の『ハートフルネス』は、内面の自己との向き合い方を優しく諭してくれる、そんな1冊となっています。ストレス解消やビジネスでの成功といった自己の利益につながるマインドフルネスに加え、コンパッション(慈悲・思いやり)と責任、この3つがハートフルネスの基本要素です。知らないことを知らないと認めるなど弱い自分を受け入れるヴァルネラビリティ(開かれた弱さ)のほか、つながりや感謝といった8つの道を経ることが、ハートフルネスを涵養すると説きます。
ハートフルネスの概念は良いなと思いました。集合体としてのマインドフルネスとのこと。その起点は禅。禅の世界が元々好きというのも、ハートフルネスの概念に惹かれる一因と思います。
ただ、さらにその前提になるのは、心身の健康だと確信しています。禅僧は毎時毎日の行動から、かなり心身を鍛えている印象があります。
心身を鍛え、健康に保つ。これ無くして、禅的思考も、マインドフルネスも、ハートフルネスは無いのでないか。そう考えるほど、日々の睡眠、運動、食事の重要性に立ち返らされます。
そのためには時間の確保、そのためには生産性向上。ここに向き合っていきます。